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外壁のコーキングが劣化⁉︎その原因と対策1/1

あなたのお宅は大丈夫ですか? 外壁の継ぎ目のコーキング(シーリング)が劣化してきたときの、原因と対策方法をご紹介いたします。

画像はイメージです

コーキング(シーリング)とは?

コーキング剤とは、部材と部材の隙間を埋めるための粘着性のある充填剤です。
外壁では、サイディングボードなどの継ぎ目部分を埋めるために使用されています。

コーキングの理想的な打ち替え時期

やはりコーキングも、サイディング同様に雨風、太陽の光を浴びて劣化していきます。
新しくコーキング後、また新築後約10年ほどで、ひび割れが入ってきます。そうなる前に打ち替えをするとよいでしょう。
外壁塗装は約10年でのサイクルが一般的です。その際に一緒にコーキングの打ち替えをされることが多いのですが、コーキングは5年周期での打ち替え工事が理想的でしょう。
コーキングは温度や湿度の変化に対応して、建物の動きに追従するような弾力性のある材料ですが、永久に防水性能が機能するわけではないのです。
打ち替え工事をせず、細く痩せたコーキング部分をそのままにしておくと、ひび割れなど、さらに劣化が進行していきます。
サイディングボードに劣化が見られない状態でも、コーキング部分は定期的にチェックしましょう。

コーキング劣化の原因

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コーキングの劣化症状には、変形、痩せ、変色、軟化、ひび割れなどがあります。
雨風にさらされたり、太陽の光を浴びたり、地震なども原因になるでしょう。
コーキングが劣化したまま放置していると、建物内部にも影響がでてきます。
コーキングが劣化してパネルとの隙間ができることで、雨水やカビ菌が進入し、外壁内部にカビ、サビ、腐食などが発生するのです。

コーキング打ち直し工事

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コーキングの打ち直し工事には、打ち替えと、打ち増しがあります。
打ち替え、打ち増しの費用は業者により異なりますが、500円~1500円/mが相場になります。
外壁塗装より先に打つやり方と、後に打つやり方があり、どちらにもメリット、デメリットがあります。
先打ちの場合はコーキングの上に塗装による塗膜ができますが、表面塗膜の割れなどの不具合が生じてしまうこともあります。
反対に後打ちの場合、そういった表面塗膜の割れはありませんが、塗膜で保護されていないため、コーキング自体の劣化が進みやすいでしょう。

コーキングの種類

  1. シリコン系…耐久性、耐熱性に優れているが塗料は塗れない。主に水回りに使用。
  2. 変性シリコン系…弾力性、伸縮性に富む。一般的に使用されるが、ガラス周りには向かない。
  3. ポリウレタン系…硬化後の弾力性が強いが紫外線には弱い。塗料が塗れる。
  4. アクリルウレタン系…塗料との相性がよく塗りやすい。
  5. アクリル系…安価だが肉痩せしやすい。

まとめ

コーキング劣化の原因や打ち替え方法、また使用するコーキング剤もそれぞれの住宅によって異なります。
どんなに良い外壁材を設置しても、コーキングが劣化していると、外壁の機能は著しく低下してしまいます。
サイディングボードなどの建材に比べ、劣化しやすいコーキング部分は、こまめに点検し、必要があれば早い段階での補修を心がけましょう。

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