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どれがお好み?フローリングあれこれ1/1

日本の住宅では畳が主流でしたが、洋風文化の影響で、すっかりフローリングにテーブルとソファを置く、といった生活が定着してきています。 フローリングも自分の生活に合った機能性を考慮したり、好みの空間を作るための素材選びをしてみましょう。

画像はイメージです

フローリングの分類

素材や色、機能性など、フローリングも様々です、代表的なものをいくつかあげてみましょう。

①プリントフローリング
価格的に最もリーズナブルなものが多いでしょう。
合板やMDFといった木材を繊維状にほぐし、接着剤などで固めボード状にしたものです。表面には木目模様を印刷した強度のあるシートを貼り、立ち位置から床を見た場合、プリントであることが、わからないくらい本物の木目模様に印刷されています。
無垢のような反りの心配がなく、床暖房にも使用できるものが多いです。
しかし水に弱いダンボールのような下地で作られたものは、キッチンや洗面室など、水をよく使用する部分には適しません。
シートの剥がれや劣化が早く、張り替えが頻繁に必要になってしまうケースがあります。

②複合フローリング
合板や集成材などの上に、天然木の化粧単板を貼ったものになります。
合板の上に貼るために、反りがほとんどなくこちらも、床暖房に使えるものが多いでしょう。
バランスの良い素材だけに、人気の高いフローリングになります。
商品開発も進んでおり、傷のつきにくいコーティングや、ペットを飼いやすいように、犬や猫などが滑りにくい加工が施されたものもあります。

③無垢フローリング
床材に木そのものを使います。形状としては、ブロック状から細長い形状、小さな小片を模様に組み合わせたものなどがあります。見た目の重厚感もあり、価格は少々高めなものが多いでしょう。
表面の仕上げは、水や傷に強いコーティング仕上げや、ウレタンで艶のある仕上がりのもの、さらにはオイルフィニッシュや自然系塗料で仕上げたフローリングもあります。
無垢ならではの風合いがあり、長年経って傷がついても補修もでき、味も出てきます。しかし単層の無垢は湿度や温度により反りが出ることもあるので、床暖房にはあまり使えないでしょう。

フローリング材での節約は考えもの?

新築を建てるとき、リフォームをするとき、やはり予算の部分で妥協しなければならないこともあるでしょう。
そんなとき、面積の大きな、床フローリング材のグレードを落とすことで大幅なコストダウンにつながります。
しかし、安易に床のフローリング材の質を下げることはオススメできません。
「壁は部屋の雰囲気を、床は部屋の質を決める」という言葉を聞いたことがありますが、プリントされた木目でもそのフローリングだけを見ると十分に綺麗です。けれども、フローリングの貼られた部屋全体を見渡すと、言葉にはできない「違い」が表れます。
部屋に置く、家具やインテリアまでもが安っぽく見えたり、高級感がでたりと、フローリング材がその部屋全体の質を左右すると言っても過言ではないでしょう。

まとめ

プリントフローリング、複合フローリング、無垢フローリングそれぞれの特徴を自分の生活スタイルや好みに合わせて選んでみてください。
また、コスト削減のため、フローリング材の変更を考える場合は、他に予算を抑えるべき場所はないかをよく考え、後悔のない選択をできるようにしましょう。
最後に…主観になりますが、やはり天然の木目をオススメします!

リプロハウス本社課長 長谷川慶の解説

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フローリングという木材のメンテナンスに大事なこと

フローリングは、無垢材のフローリングがオススメです。
いろいろな加工をされたものよりも、やっぱり自然な木をそのまま使う材料が、お住まいになるお客様の心と体にとっても一番よいと思います。

また、フローリングはどんな材料や加工であっても、常時メンテナンスが必要です。特に重要なメンテナンスとしては、“乾燥させる”ことだと思います。

まめにワックスをかけることも必要な事ですが、木材は湿気に弱いので湿気対策をおろそかにすると腐ってきたりする事があります。
フローリングはどんな材料でも木を乾燥させることが、一番大事なメンテナンスなのです。

快適に暮らすために、日々のメンテナンスも心がけていきたいですね。

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