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警告!ヒートショックに注意を1/1

 寒い冬の季節、ヒートショックという言葉を耳にすることはありませんか? ヒートショックが原因で亡くなる方は、日本国内で年間1万人以上ともいわれています。 少しでもそういったケースを防ぐために、ヒートショックの原因や予防についてご紹介したいと思います。

画像はイメージです

ヒートショックとは

ヒートショックとは一言でまとめると、 「急激な温度変化による人体への影響」のことです。
人間の身体は、体温を一定に保つために、急激な温度低下を感じると血管の伸縮、血圧の上昇、脈拍の変動を起こします。そういった急な変化に体がついていかず、心筋梗塞や脳梗塞につながることもあり、厳重な注意が必要です。

ヒートショックが起こりやすい場所

①浴室
ヒートショックは服の脱着をする風呂場で最も多く発生します。
暖房が効いたリビングと、暖房が効いていない浴室では、15~20度以上の温度差があることも珍しくありません。
その環境で服を脱ぎ、次は熱いお湯に浸かる…当たり前の行動ですが、身体にかかる負担は想像することができます。

②トイレ
トイレもヒートショックが起こりやすい場所の1つです。
室温の変化ももちろんですが、尿をした後ブルッと震えることは誰でもあると思います。温められた尿が体外に放出されるため、瞬間的に寒さを感じているのです。トイレに暖房がある家は少ないため、注意が必要です。

ヒートショックを予防するには

それではヒートショックを予防するにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?

①家の中の温度差をなくす。
ここで考えなければならないのが、家の中の温度を全体に上げるというだけではないということです。
ヒートショックの原因はあくまで温度変化によるものです。 浴室、トイレ、廊下などの温度を上げるのと同時に、リビングなどの温度は必要以上に上げ過ぎないことがポイントです。

②トイレ、浴室にもエアコンを設置。
上記にもあるように、温度差をなくすためにはトイレや浴室にもエアコンを設置する必要があります。浴室は使用する少し前から暖房を効かせてから入るようにしましょう。

③お風呂の水温
寒い冬だからこそ熱い湯船に入りたくなります。しかし、その温度差にも注意が必要です。急激に温められた身体は血液の循環を加速させ、血管や心臓に大きな負担をかける恐れがあります。

万一のために…

温度管理に気をつけていても、ヒートショックを100パーセント防ぐことはできません。万一のためにも、お年寄りが入浴される際には数分おきに声をかけるなど、異変がないかを確認しましょう。 心筋梗塞や脳梗塞などは早急に対応することで、命が助かるケースも少なくありません。

まとめ

ヒートショックが原因で、これほど多くの人が命を奪われてるとは思いませんでした。
温度を上げるのではなく、温度差をなくすことに着目することで、ヒートショックを予防できる可能性はグンと上がるのではないでしょうか。
お年寄りと一緒にお住まいの方は特に注意が必要です。

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