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トイレの床材は何がいい?トイレの床材選び総まとめ!1/1

新築やリフォーム時には、キッチンやリビングと同じように、トイレの床材も選ばなければなりません。 デザインはもちろんのこと、耐汚性や掃除のしやすさなど、衛生面もしっかり考えたいポイントです。 今回はそんなトイレの床材に関して、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

画像はイメージです

トイレの床材に求められる性能

まずは、トイレの床材に求められる性能を考えていきましょう。

①耐水性
トイレの床には手洗い時の水滴が落ちたりと、水に弱い素材は不向きです。
床表面の耐水性は必要不可欠な要素です。

②菌に強い
水や尿の飛散により、雑菌が湧きやすく、カビの発生も起こりやすい場所です。菌が繁殖しにくく、カビが付着しにくい素材が良いでしょう。
抗菌などの加工がされている床材もオススメです。

③臭いが定着しない
アンモニア臭などトイレ独特の悪臭が定着しにくい素材でなければなりません。
床材の組織内に、臭いの原因物質が溜まりにくい素材を選びましょう。

④掃除がしやすい
水や洗剤を使った掃除がしやすいことも大切です。耐水性や表面の耐摩性がある、ゴシゴシ拭き掃除ができる床材が適しています。
…以上の要素がトイレの床に求められるポイントになります。
それでは、床材別にメリット、デメリットを見ていきましょう。

クッションフロア

現在の新築などではクッションフロアをトイレの床材として採用することが、多くなりました。
メリットは価格が安く、臭いも付きにくい、耐水性もあり掃除がしやすいなど、トイレの床材に求められる性能が十分に確保されている点でしょう。
デメリットは、耐久性です。表面が柔らかい分、早い場合は5年程度で表面に劣化が現れます。

フローリング

少し前まではフローリングのトイレが主流でした。一見、ナチュラルな木目はスッキリとして清潔感があるように感じます。しかしトイレの床材としてはあまり適しているとはいえません。
まずは、木目に汚れなどが入り込み掃除がしにくいこと。
そして、フローリングの木材はその耐水性などの機能を表面の塗料に依存しています。 つまり、トップコートが傷ついたり、劣化すると剥き出しの木材になってしまうため、水や尿などが床に落ちれば、そのまま吸収し、カビや臭いがガンコな汚れとして定着してしまうのです。
リビングや廊下などのフローリングと、統一感を持たせたいという理由で使われることが多いですが、トイレの床材としては、デメリットが目立つ素材といえるでしょう。

タイル

土足で入る、お店などでは最も多く使用されている床材です。
トイレに使用されるタイルは主に磁器タイルと呼ばれ、耐水性に優れています。
メリットは見た目に高級感があること、そして、耐水性が高く掃除のしやすい耐久性も兼ね備えています。
デメリットは、費用が高く、強度はあるものの打撃による割れの心配があることです。割れが起きなければ耐久年数もながく、トイレの床材としては優秀な素材です。初期費用はかかりますが、それだけの価値がある床材といえるでしょう。

複合型

ここまで3つの床材の特徴を紹介しましたが、複合型とは2つ以上の床材を組み合わせたパターンです。
例えば、尿が飛び散りやすい便器周辺をクッションフロアで、ドアを開けた入り口付近をフローリングにするなど… 組み合わせ次第で、デザインと実用性を両立したトイレの床を作ることが可能です。

まとめ

主にトイレの床材はクッションフロア、フローリング、タイルの3つが多く使用されています。
その中でも抗菌加工されたものや、表面の耐久性が高いものなど、品質は様々です。毎日使うトイレだけに、デザインだけでなく、その性能をしっかり把握し床材を選ぶことがポイントです。
ぜひ、参考にしてみてください。

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