浴室が寒い原因は?
①浴室の陽当りがわるい
家全体の配置を見てみると、陽当たりの良い場所は、リビングなどになっていることが多く、お風呂場などの水回りは、北側の陽当たりがわるい場所に偏りがちです。自然と寒くなってしまうのも仕方ないかもしれません。
②窓がある。窓が大きい。
窓が大きいほど寒くなります。また窓の隙間から隙間風が入るため寒さの原因になります。
③風呂場の材質が原因
築年数が古い家の場合、断熱材の使用もなく、ひんやりとした空気になります。以前は浴室の床材、壁材として主流だったタイル貼りも寒くなりやすい原因の一つにあげられます。
冬のお風呂場の簡単寒さ対策
①お風呂場の床がタイル張りの場合、風呂場専用のマットを敷く。
また窓からの冷気を防ぐために、窓専用の断熱シートを貼るのも効果的でしょう。
②湯船にお湯を張る際に、若干熱めのお湯を入れるようにします。そして、お湯が溜まってしばらくしてから入浴する事で湯船からの湯気が、お風呂場全体にいきわたりお風呂場が暖まります。
お湯を溜める際にシャワーを使用するのも良いでしょう。
③お風呂場だけではなく、まず脱衣室が寒いと洋服を脱ぐことさえ負担になります。脱衣室には暖房器具を置いて暖めるのも良いでしょう。
リフォームで徹底改善
ちょっとした寒さ対策だけでは物足りない方には、やはり徹底したリフォームによる改善をオススメします。
①浴室の窓を断熱リフォーム
浴室にアルミサッシなど断熱性に乏しい窓を使っている場合、外気の影響をそのまま受けるため、温度が下がります。
二重サッシを設置したり、断熱性の高い樹脂窓にすることで、温度低下を防ぐことができるでしょう。
②床材を見直す。
タイル張りなどは、冬場はとても冷たくなります。床に使用されている材質を、断熱性の高いのもに変えるだけでも効果はあります。
③浴室暖房乾燥機を!
最も効果的なのは、やはり浴室暖房乾燥機の設置です。入浴前に温度設定すれば、お風呂に入る頃にはポカポカ暖かい浴室になっています。また乾燥機としての機能は、浴室の湿度が住宅内にこもるのを防いでくれます。導入費用はかかりますが、快適なバスルームには欠かせない機能です。
最後に…
暖かい浴室をオススメするのには、疲れを癒す快適な空間にするという目的があります。
しかしそれ以上に大切なのは、「ヒートショック」の予防のためです。ヒートショックとは、暖房の効いた部屋で温められた身体が、低温の脱衣所や浴室で、急激に冷やされることで起こります。このような体調の変化は命の危険もあり、実際に浴室でのヒートショックによる事故は多く発生しています。寒さ対策をすることで、子どもからお年寄りまでが、安心して入れる、快適な浴室にすることができるでしょう。
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