head-banner

収納のためのリフォーム!押入れをクローゼットに1/1

押入れとクローゼットは似ているようで、その使い方や収納対象は異なります。今回はそんなクローゼットへのリフォームについて、大切なポイントをご紹介したいと思います。

画像はイメージです

押入れとクローゼットの違い

押入れからクローゼットへのリフォームについて紹介する前に、その違いを知っておく必要があります。

押入れは一般的に、三方が壁で一方が襖で仕切られています。主に布団などの寝具を収納するための空間です。

クローゼットは洋風の押入れともいえますが、主に衣服の収納を前提に作られているため、ハンガーパイプが設置されています。

押入れをクローゼットにする方法

押入れリフォーム方法は大きく分けて三種類あります。それぞれのリフォーム方法について詳しくご紹介します。

①一般的なクローゼットへのリフォーム
最も基本的なリフォーム方法は以下の3点です。 「襖を扉に変更する」「押入れ内部の棚を撤去する」「ハンガーパイプの設置」たったこれだけで、押入れがクローゼットに変わります。

②機能だけをクローゼットにするリフォーム
押入れの中にある布団収納のための中棚をなくし、一つの大きな空間として上部にハンガーパイプを設置する、簡易なクローゼットへのリフォームです。 襖のままでもクローゼットとしての機能は発揮します、工事も半日で終えるこのができるので、費用を抑えて手軽にリフォームしたい方にオススメです。

③ウォークインクローゼットへの大掛かりなリフォーム
押入れをウォークインクローゼットにする場合、既存の押入れより面積を広げる必要があります。生活空間の一部をクローゼットのスペースとしてリフォームすることになるため、押入れからクローゼットへのリフォームでは、いちばん大掛かりなリフォームになります。 ウォークインクローゼットは、収納を一箇所にまとめられ、片付けがしやすいことがメリットです。季節によって使用しなくなるものでも、収納場所が決まっているため、次回使用する際に収納場所を忘れることもないでしょう。
しかし、クローゼット内部に人が歩く動線が必要になるため、衣類収納を主とした壁面クローゼットに比べて、単位面積あたりに掛けられる衣類の数は少なくなります。

使い勝手を決める!扉選びのポイント

見落としがちなポイントとして、クローゼットに物を収納したり、取り出す際の使い勝手は、扉の形状に大きく関係します。 引き戸、折れ戸、開き戸などのタイプから、クローゼットの特性を最大限に活かしてくれる扉を選びましょう。

①折れ戸
大きく開閉でき内部を見渡しやすいのが折れ戸です。丈の長いコートなどハンガーに掛けた衣類を取り出しやすく、使い勝手の良さがメリットでしょう。折れ戸を選ぶ際は扉がフルオープンできるものを選ぶと良いでしょう。 また、開閉がスムーズにできることも大切なポイントです。

②引き戸
引き戸は、近くに設置する家具に扉がぶつからないようにすることが必要でしょう。狭いスペースでも開閉がしやすいことがメリットといえるでしょう。

③開き戸
タンスなどでは開き戸はよく見かけますが、折れ戸や引き戸と比べ、開き戸に特別なメリットはありません。 デザインの好みで選ぶことはあるかもしれませんが、機能面では折れ戸と引き戸方が優れているといえるでしょう。

クローゼット内のクロスの選び方

クローゼットは、湿気がこもりやすく、カビが生えやすい場所の一つです。
リフォームの際、予算は少し余分に掛かりますが、調湿効果のあるクロスや壁材を選ぶことで、湿気やカビから衣類を守ることができます。

調湿性のある壁クロスは、通常の壁クロス同様、多彩な色や模様のデザイン性に加え、吸放湿性壁紙、通気性壁紙などが用いられています。開口(幅)約1m前後、高さ約2m前後の通常の押入れの大きさであれば、調湿効果のある壁クロスを張ると、通常のリフォーム工事費にプラス2万円程度の費用がかかります。しかし、大切な衣服の保管状態を考えると、オススメしたいポイントです。

まとめ

押入れからクローゼットへのリフォームは、予算や工期を抑えた簡易なものから、ガラリと変えてしまう大掛かりなリフォームまで様々です。 収納面積だけを意識しがちですが、良い状態で保管ができる性能や、使い勝手の良さが重要なポイントになります。

FacebookやTwitterで更新情報を発信しています。
ぜひリカルテをフォローしてください!