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リビング階段!メリットとデメリット1/1

ここ最近、吹き抜け住宅の増加とともに人気のリビング階段。 デザイン的にも現代風かつ開放的で、家族とのコミュニケーションも取りやすいことで注目を集めています。 今回はそんなリビング階段についてまとめていきましょう。

画像はイメージです

リビング階段とは?

リビング階段とは読んで字のごとく、リビングに設置された階段を意味します。
一般的には階段は玄関のすぐ近くにあることが多く、約8割の住宅でその様な間取りが採用されてきました。
リビングから二階に延びる階段は、帰ってきた家族がリビングを通り、二階の部屋に上がるなど、コミュニケーションを取りやすい環境を作ることができます。
また玄関近くに階段を作らないことにより、一階のリビングを広くできることも人気の理由ではないでしょうか。

リビング階段のメリット

①コミュニケーションが取れる。
二階に家族それぞれの部屋を配置することで、帰宅後は必ずリビングを通ることになるでしょう。家族同士が顔を合わせる機会を増やすことは、コミュニケーションには欠かすことのできない要素です。リビング階段にすることで、家族の出入りをしっかり把握できることもメリットといえるでしょう。

②一階と二階に繋がりがうまれる。
吹き抜けのリビングから、二階に延びる階段があることで、一階と二階の境目が緩やかになるでしょう。 二階の個室にいる場合でも、リビングの家族の様子を感じやすく、それぞれの存在を確認し合うことができます。

③階段下は大きな収納スペース。
リビング階段の下には大きなデッドスペースができてしまいます。そこを活用することで、押入れ一つ分ほどの収納スペースが確保できるでしょう。 リビングだけに、見た目が悪くならないように、ひと工夫した収納を心がける必要があります。

リビング階段のデメリット

①来客時に出入りしにくい。
来客時にはリビングを通過する度、客人と顔を合わせることになってしまいます。部屋数に余裕がある場合は、リビングとは別に客間を用意できると安心です。

②一階と二階の生活音が聞こえやすい。
リビングのテレビの音や、お喋りの声などが、二階にあるそれぞれの部屋にも響きやすい環境といえるでしょう。
子供が勉強している時間などはテレビの音量などに気を使ってしまいがちです。
また音だけでなく、キッチンのニオイなども気をつけたいポイントです。

③冷暖房の効率が悪い
吹き抜けとリビング階段の組み合わせでは、冷暖房の効率が悪くなりがちです。
仕切りの少ない空間だけに、全体の温度を調整するまでに、時間とエネルギーを消費することになってしまいます。
特に冬場は二階の冷たい空気が、リビングに下降し、暖房効率が悪くなるでしょう。

まとめ

吹き抜けとリビング階段の組み合わせは、解放的で家族のコミュニケーションの点ではメリットが大きいことがわかりました。しかし、その反面、個々のプライバシー空間の維持は難しくなります。
日本人の気質を考えると、コミュニケーション重視の住宅は長い目で見るとストレスになることもあるようです。
また子どもが思春期を迎える頃には、落ち着ける個人の空間も大切です。
家族の年齢や性格なども考慮する必要があるかもしれませんね。

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