土間とは?
土間(どま)とは何?と思われている方はおられませんか?
土間とは屋内にありながら、床を張らずに地面のままにしたスペースです。
タイルやコンクリートが敷かれている場合もあり、土足で使用するため、屋内と屋外の中間的な存在に位置付けられています。
土間収納に入れるものを考える
土間収納を作るときには、実際に何を収納するのかを具体的に考え、決めておきましょう。
土間収納は狭い範囲に施工することが多いのですが、施工後に使わなくなってしまうケースもあります。
何を土間収納に置きたいかは、家族構成などによっても変わってくるでしょう。
シューズインクローゼット、コート掛け、傘、掃除用具、また自転車やベビーカーなど… また趣味のスキー板、ゴルフバッグなどのスポーツ用品を保管したい場合もあるでしょう。
出し入れする際に必要なスペースについても、しっかり考慮しておきましょう。
土間収納の使いやすい広さ
土間収納に保管するもののサイズを測っておきましょう。
①収納したいもの+50㎝
収納の広さを決めるとき、保管したいものが入れば良いと考えるかもしれませんが、ギリギリのサイズの場合、物を取り出したり片付けるときに、効率が悪くなります。
そこで、収納したいもの+50㎝の余裕を意識した幅を確保すると良いでしょう。
②広さは1~2畳分がベスト
土間収納は、玄関まで行き来することが面倒になってしまうという理由から、段々と使わなくなっていく傾向があります。
玄関にあると便利な物以外は出し入れする習慣がなくなるため、土間収納はあまり広く作りすぎても、有効活用できないでしょう。
ゴルフバッグやベビーカーなどを収納する予定であれば、幅2m×奥行き2mあれば大丈夫でしょう。
シューズボックスを置く予定でしたら、奥行き40㎝の棚が置ければ充分でしょう。
シューズボックスの手前には物を置けないため、奥行きを取りすぎてもデットスペースになってしまいます。
土間収納に付けると良いもの
スペースの広さが決定したら、一緒に付けておきたい設備を考えます。
土間収納の使い勝手が格段に良くなるアイテムをチェックしていきましょう。
①照明
玄関の明かりが届かず、薄暗くて中の物を整理しにくいということのないようにしておきましょう。
通風のため、窓を取り付ける方法もありますが、日当たりが良すぎるとベビーカーなどは変色してしまうケースもあるため、電気照明がオススメです。
②換気扇
土間収納のカビ対策は必要です。
窓の場合、結露が発生する危険性もあるため、風通しを良くするには換気扇を設置する方法が良いでしょう。
③大きなドア
ドアのないオープンタイプの土間収納は靴の臭いなどが他の部屋に流れてしまうため、なるべくドアをつけましょう。
ドアは幅広タイプが良いでしょう。
土間収納のドアが小さすぎると、物の出し入れが大変です。
それだけではなく、手前に置いてある物を、一度外に出さなければ奥の物を取り出せなくなることもあるでしょう。
④物干しスペースとして
土間収納を物干しとして利用する場合、物干し用の器具や傘立てを用意しましょう。
また、玄関土間の場合コートや帽子をかけるために、アイアンを設置しても便利です。
⑤可動式の棚
いつまでも同じものを収納しておくとは限りません。
今後、収納したいものが変わってきても、対応できるように棚板の位置を簡単に変えられる可動式の棚を付けておくと、より実用的な土間収納になるでしょう。
⑥高い位置にあるコンセント
以外と、付けておけば良かったと後悔するのがコンセントです。
掃除機や、アウトドア用品の充電などでも役立ちます。
また、コンセントを低い位置に設置すると、床が濡れている場合に危険なため、高い位置に設置をしましょう。
最後に…
土間収納は、後で後悔するような作り方になってしまいがちです。
しかし、屋内と屋外の中間的な存在といえる土間は、泥汚れなどの付きやすい外で使う物の収納には大変便利です。
しっかり実用的に使用できるよう、保管するものを決め、サイズを測りましょう。
家族構成や個人個人の趣味の違いなどから、その家に合った土間収納にして下さい。
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