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家の天井をリフォーム!種類と特徴1/1

こだわる人が意外と少ない天井の材質。 天井をリフォームすることで、部屋の印象が大きく変わります。 一般的には白いクロス張りの天井が多いのですが、例えば寝室の天井は少し暗めの色合いにすると、落ち着いた空間に変わります。 また、子供部屋は柄物のクロスを張り、遊び心を出せば、明るく楽しい雰囲気になるでしょう。 自然と目に入ってくる天井は、クロスを変えるだけで、お部屋の雰囲気を変えることができるのです。

画像はイメージです

天井の役割

天井の役割について、まず思いつくことは、雨風をしのぐことです。それだけではなく、保温や断熱、吸音、調湿などの効果があります。
天井の効果は、材質によっても変わります。材料ごとに、それぞれの特色があります。
天井を見るとき、色やデザインだけではなく、材料の特性も考慮して選ぶことで、よい一層、快適な部屋づくりができるでしょう。

天井材の種類

天井材は大きく分けて4種類あります。

①クロス
天井材の中で一番ポピュラーなのはクロスでしょう。
白のクロス張りの天井は、よく見かけるかと思います。安価で色やデザインが豊富にあります。
また、汚れ防止や抗菌などの機能に優れたクロスもあります。
ビニールクロス、織物クロス、紙クロス、その他のクロスに分類されます。 ビニールクロスは塩化ビニール樹脂などのビニール素材に紙を裏打ちしたものです。クロスの中で一番よく見かけるものです。柄をプリントしたものや、表面に凹凸のあるものなど、色やデザインも豊富です。
織物クロスは、レーヨン、絹、麻などの布でつくられたクロスです。吸湿放湿性に優れ、破れにくいのが特性です。また厚みもあり、断熱、遮音も期待できます。しかし、汚れが付くと取れにくいことがデメリットになります。
紙クロスは、再生パルプなどを原料にした紙にプリントや凹凸で模様をつけ、裏打ち紙を貼り合わせてつくられます。部屋全体が暖かい感じにはなりますが、比較的値段が高めになります。
その他、漆喰など木質系壁紙など、クロスでありながら、それぞれの材料の質感を味わうことができます。

②塗装天井
天井の塗装は、平面なこともあり比較的やりやすいことから、DIYをする方が増えている様です。
塗料を刷毛やローラーで天井に塗っていきます。
また、壁紙の上から塗ることのできるタイプもありますので、壁紙が汚れてきたら塗装するということもできます。
一般的には、天井からの光の乱反射を抑えるため、艶消しの塗料が使われることが多いです。

③左官
珪藻土や漆喰などの材料をコテで塗り仕上げる方法です。
珪藻土は、海底の植物性プランクトン、珪藻の化石が原料です。
吸放湿性に優れており、冷暖房の効果が長持ちし、耐火性もあります。
厚くザラッとした質感で、塗り方によって、いろいろな表情を出せます。
しかし、汚れやすく掃除もしにくいことがデメリットといえるでしょう。
漆喰は、消石灰を主原料として、外壁や掘などにも使われます。さまざまな色があり、防カビ、吸防湿、防火性、防音性の効果も期待できます。
デメリットは、手間がかかるので工期が長くなることや、地震などの揺れでヒビが入りやすいことです。

④板張り
板張りは、自然の風合いを出すことができ、いろいろな種類の木材から選ぶことができます。
床と合わせてみたり、壁はクロスにして、天井だけを板張りにしてみたり、自由にデザインが考えられるでしょう。
しかし、クロスとちがい汚れても簡単に張り替えることができないため、注意が必要になります。

最後に

天井素材は、防火性や断熱性などの性能はもちろんですが、そのデザインにもこだわりたいところです。
天井の質感や色によって、雰囲気だけでなく、部屋を広く見せることも可能になります。
部屋の用途に合わせて、一部屋ずつ天井に変化を持たせるのも良いでしょう。
まずは、比較的簡単に行えるクロスの張り替えなど、ぜひチャレンジしてみてください。

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