実際にあったトラブル事例
ここではまず、実際にあったトラブルや被害の例をいくつかあげていきましょう。
①鍵のトラブル…
仕事や買い物時などにどうしても、鍵を業者に預けなければならない状況はあるかもしれません。
実際に起きた事例では、留守の隙に合鍵を作られたケースがあります。
また、たくさんの業者が出入りするリフォーム時には鍵の受け渡しの管理が難しく、管理業者がいい加減な場合、鉢植えの下に大切な鍵を置き、出入りする業者が共有するというケースもありました。
あるまじき行為ですが、実際に起きた事例です。
②窓、玄関の工事中に起きた空き巣被害…
普段は鍵をかけている玄関や窓ですが、 施工中には機能させることができません。業者も細心の注意を払わなければならないところです。
しかし、そういった窓などの工事中を狙った空き巣被害は少なくありません。
まるで施工業者の様な作業着で、空き巣が紛れ込んだり、業者が昼の休憩に入った時間帯を狙い犯行がおこなわれます。
③複数箇所のリフォーム時
例えば、内装、外装、キッチンというように同日に複数箇所のリフォームを行う場合は特に注意が必要です。 様々な職人が出入りすることになるため、職人同士も面識がない場合も多く、作業着などをきていれば住宅内に居合わせても怪しまない可能性があります。
恐ろしい話ですが、実際に堂々と侵入する泥棒は存在します。
リフォーム中の防犯対策を考える
上記の様な事例を踏まえ、念には念を入れた防犯対策が必要です。
被害に遭わないためにも工事中の防犯対策について考えていきましょう。
①業者選び
まず大切なのは業者選びです。
相場より極端に安い価格や、施工実績に乏しい業者の場合は注意が必要です。
また、工事中の現場管理体制が整っているかを契約前にしっかり確認し、責任の所在を明確にすることも大切なポイントです。
②鍵の受け渡し
工事期間中に鍵を渡さなければならない場合、鍵の受け渡し証などの書面を交わします。
その中には鍵の保管方法なども、しっかりと記載し、いい加減な鍵の保管や、無許可での業者間の受け渡しをさせないようにしましょう。
③業者や職人の確認
現場に入る管理者はもちろんのこと、 施工を行う職人の人数などは前もって確認しましょう。
また挨拶がてら、しっかりと顔を確認することで、業者を装う泥棒との見分けをすることができます。 本来、管理業者が配慮すべきポイントですが、確認がない場合は管理者に確認を求めましょう。
④貴重品を置かない
業者や職人による窃盗はあってはならないことです。
しかし、出来心でつい…といったケースが考えられないわけではありません。
貴重品などは目の付かない場所にしっかり収納し、財布などの置きっ放しなどはしないように気をつけましょう。
⑤窓、玄関などの開放部の工事
窓や玄関など開放部の工事が日をまたぐ場合は、夜間などの防犯対策に注意が必要です。
ビニールシートで覆うだけでは刃物で簡単に破ることが可能です。
人が侵入できるサイズの開放部は、翌日の工事開始まで、仮板を打ち付けるなどの処理をするべきです。
まとめ
今回ご紹介した、工事中のトラブルや空き巣被害は実際に起こりうるケースです。
業者側がしっかり管理するのは当然のことですが、依頼主側にも業者を見極める際の注意が必要になります。
もちろん、真面目に丁寧な工事をする業者がほとんどですが、事前に管理体制を確認し、安心して工事期間を過ごせるようにしていきましょう。
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