リフォームに取り掛かる時期
リフォームは、すぐにできるものではなく、ある程度の準備期間と施工期間が必要です。
施工中は、いつものように炊事ができなくなったり、自宅のお風呂に入れなかったりと、いろいろな負担がかかります。
そのため、実際に車椅子になってからや、不便を感じるようになってから始めるのではなく、健康な間に老後を見据えたリフォームを検討するべきです。
また、バリヤフリー化や、手すりを付けるなどの工事は65歳以上で「要支援」や「要介護」認定されていると介護保険でリフォーム費用の助成金が出る場合もあり、その場合は自己負担を大幅に削減することが可能です。
今の家で老後も大丈夫か?
今住んでいる家で老後、不便に感じるところはどこか?チェックしていきましょう。
①段差はないか?
歳をとると足がすんなり上がらず、ちょっとした敷居の段差でつまづくことがあります。
敷居に小さなスロープを付けることで簡易的なバリヤフリー化が可能です。
また、二階に上がる負担を減らすため、 一階だけで、洗濯などの家事全般をできるようにリフォームすると快適です。
②手すりを付けるべきか?
お風呂、トイレ、玄関先などには手すりがあると安全です。
③床が滑らないか?
家の中での転倒事故にも気をつけなければいけません。
お風呂場や部屋の床素材には、滑らない材質やクッション性の高いのものがオススメです。
④お風呂やトイレが寒くないか?
高齢者が自宅で倒れる原因の一つは、ヒートショックです。温度差による急激な血圧の変化で、心筋梗塞を起こしたり、気を失ったりする現象です。
タイル張りのお風呂をユニットバスにしたり、洗面所やトイレには断熱材や暖房の設置が必要です。
⑤その他 トイレの場所が寝室から遠すぎないか?
火事や地震の対策はできているか?など様々な角度から、安全面を整えることが大切です。
最優先にリフォームを考えるべき事柄は?
日々の生活を快適にするためにも、不便さの解消とても大切です。
しかし、命に関わる安全面を最優先させなければいけません。まずは事故が多い傾向にある、トイレやお風呂の安全性を高めるリフォームから考えることをオススメします。
終わりに
高齢化が加速する日本では、今後もお年寄りの一人暮らしが増加していくことでしょう。
老後の一人暮らしでは、やはり安全面を一番に考えなければいけません。
大切なポイントは「カラダが元気なうちに計画し、適切なリフォームを行なう」ことです。10年、20年先を見越して検討していきましょう。
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