コロニアル屋根のメリット
①価格が安い
代表的な屋根材で価格を比較してみましょう。㎡あたりの価格相場です。
銅板20,000円~/㎡、
日本瓦で12,000円~/㎡、
ガルバニウム鋼板10,000円~/㎡
コロニアル屋根材は4,500円~/㎡。
こうして比べてみると、他の屋根材と比べ、費用の安さはコロニアル屋根材の大きなメリットといえるでしょう、
②対応出来る業者が多い
現在コロニアルは、最も普及している屋根材です。多くの業者で施工経験があるため、コロニアル塗装や破損修理なども含め対応可能です。
③吹き替えが簡単
基本的にコロニアル屋根は薄い瓦のようなもので、構造もシンプルです。古いコロニアルの撤去なども簡単なため、比較的吹き替えやすい屋根材といえるでしょう。
コロニアル屋根のデメリット
①割れやすい
コロニアルは、セメントと繊維で出来ている厚さ5㎜程度の板状屋根材です。 人の体重で割れたり、積雪、地震、強風でも割れてしまうことがあります。
②カビやコケが生えやすい
表面がザラザラしたコロニアルは、その凹凸面に砂やホコリが付着し、そこに水分が滞留することで、カビやコケが発生しやすくなります。特に雨が多い地域や、普段から陽当たりのわるい屋根の北側によく見られます。
見栄えが悪いだけではなく、塗装劣化を早める原因になるので、コケなどを発見した場合には、大きく広がる前に取り除きましょう。
③アスベスト問題
平成13年以前に家を建てられたなら、コロニアル屋根材にアスベストが必ず含まれています。含有率は10~25%です。 国の基準では一番低いレベル3なので、一般生活に問題ないとされています。
しかし、当時に施工されたコロニアルの、撤去を伴う吹き替え工事をおこなう際に限り大きなデメリットがあります。
それは国の廃棄物処理法で、撤去や廃棄物運搬、近隣への告知義務など厳しく義務づけされていることです、またアスベスト処理にも多額の費用が掛かります。
まとめ
費用が安く、施工も比較的簡単なコロニアル屋根。現在、新築でコロニアル屋根を採用する際には、もちろんアスベストは含有されていません。
耐久性や強度の面では、若干のデメリットは感じますが、扱いやすい優れた屋根材といえるのではないでしょうか。
FacebookやTwitterで更新情報を発信しています。
ぜひリカルテをフォローしてください!