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デメリットをしっかり理解!ビルドインガレージ1/1

ビルドインガレージ、ガレージハウスなど呼び方は色々ありますが、一般的には一階部分が車庫に、二階以上が居住スペースになる造りの住宅を指します。 車好き、バイク好きの方には最高の間取りといえますが、一緒に生活をする家族のためにも、しっかりとデメリットを把握しておく必要があります。

画像はイメージです

ビルドインガレージのデメリット

①建築費用が高くなりがち
一階部分がガレージになるため、必然的に生活空間は二階以上になります。
キッチン、お風呂、トイレなどは二階に設置することで排水などの関係上、費用が高くなります。

②開放部と耐震強度の関係
住宅は主に、柱と壁によって支えられています。
一階の一辺が完全な開放部となるガレージハウスでは、その他の三辺でしっかりとした強度を維持しなければなりません。縦長になりがちな造りのため、より慎重に耐震設計を考える必要があります。

③振動と騒音
屋外ではそれほど気にならないエンジン音でも、屋内では想像以上に大きな音に感じます。
音だけでなく、振動も合わさり建物全体に共鳴するため、深夜の出入りなどには注意が必要です。
また隣家と密接している場合は、壁などの防音効果などを考えなければいけません。

④排気ガス
ガレージのシャッターが閉められた状態の場合など、車から出る排気ガスが生活空間に上がってくる可能性があります。
小窓や換気扇を設置し、排気ガスや臭いが溜まらないよう工夫をしましょう。 …このようにビルドインガレージの住宅には様々なデメリットがあります。
特に一緒に住む家族がいる場合は、それぞれの生活スタイルなども考慮しなければなりません。

車好きでなくてもビルドインガレージを採用するケース

特に車、バイクに執着がない方でも、ガレージハウスにメリットがある場合があります。

①高齢者や介護が必要な家族がいる…
身体の不自由な方や、お年寄りの場合、生活スペースのすぐ下でゆっくり安全に車の乗り降りができることは大きなメリットです。他の車の通行や悪天候を気にすることもないため、非常に安心です。

②ガレージ代がかからない…
建築費用が高くなりがちなビルドインガレージですが、月極めの駐車場代が高い地域では、長い目で見ると費用的にお得になるケースが多いです。
…などなど車好き以外の方でも、その特徴を活かした使い方が考えられます。

まとめ

今回はビルドインガレージの住宅について、主にデメリットの面を中心にご紹介しました。
介護などの理由以外では、よほどの車、バイク愛好家でない限り、デメリットの方が大きく感じられるかもしれません。
しかし、憧れの間取りとして人気があることも事実です、ご家族の理解をしっかり得た上で、計画を立てていきましょう。

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