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人に優しい天然無垢材!建材としてのメリットとポイント1/1

近年、天然無垢材を使用した家が増加している傾向にあります。 シックハウス症候群などのアレルギー対策など、自然の木材が持つ優れた性能が注目され、人の体に優しい住宅として普及しています。
今回は無垢材についてのポイントをまとめていきましょう。

画像はイメージです

無垢材のメリットとは?

無垢材とは原木から木材を切り出した天然素材です。その性能は加工された建材以上に、優れた部分がたくさんあるのです。

①耐久性
日本の古い建造物を見てもわかるように、熟練した職人が建築に用いた無垢材は、1000年以上の耐久性を誇ります。

②断熱性
天然の木材は周囲の温度の影響を受けにくく「夏は涼しく冬は暖かい」という優れた建材です。
その断熱性はコンクリートの10倍以上ともいわれ、エアコンの使用を抑えることが可能です。

③調湿
木は建材として、住宅に組み込まれた後も呼吸を続けます。
空気中の水分を吸収、放出し、自然の調湿機能により、人が住みやすい環境を作り出してくれるのです。

④防虫、防カビ作用
檜などに含まれる油成分であるヒノキチオールはカビ類や大腸菌などの細菌類の繁殖を抑制します。
また木材によってはダニなどを寄せ付けにくくするため、喘息やアレルギー対策としても効果的といわれています。

⑤耐震性
熟練した職人によって建てられた、無垢材の住宅は耐震性の部分でも優れています。木造建築とはいえ、その強度は鉄筋コンクリートにも劣ならないといえるでしょう。

無垢材は乾燥がポイント

切り出した木材は、すぐに住宅建材として使用できるわけではありません。
最も大切な工程ともいわれるのは乾燥です。無垢材は切り出された後、乾燥の影響から伸縮、変形します。良質な木材でも、乾燥が適切に行われいないと、建築後に歪みなどのトラブルが起こりかねません。
つまり、しっかりと時間をかけて建材としての機能を得た木材を使用しなければならないのです。

まとめ

無垢材は自然の恵みともいえる優れた性能をたくさん持っています。
しかし、適切な切り出しや乾燥が行われなければそのメリットを発揮することができません。
また、木の種類による特徴のちがいなどを把握し、適材適所に用いることも重要です。
木造建築において、豊富な知識と経験がある職人さんにお願いしたいものです。

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