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窓をキレイに!結露対策1/1

窓をキレイに!結露対策 結露で窓がビッショリになるのは嫌なものです。カビなどの原因にもなる結露はなぜ発生するのでしょうか?今回は結露について説明していきます。

画像はイメージです

湿度と温度が結露の原因

空気の中にも水分は含まれています。空気中に含まれる水分の割合を、
湿度○○%と表します。
温度によって、空気中に含めることのできる水分(水蒸気)の量が違ってきます。温度が低いと空気中に含めることのできる水蒸気の量が少なくなります。この差が結露の原因になります。

結露が発生する例

例えば、寒い冬に暖房により室温20度で保たれていた室内の空気が、外の気温5度で冷たいガラスに接していると、空気の温度が下がります。そうなると、空気に含めることのできる水蒸気の限界量が減ってしまいます。温度低下により、空気中に含めることのできなくなった水蒸気は、空気から溢れて水となります。その水がガラスに付着。これが結露です。夏場などの冷えたペットボトルに付く水滴も同じ原理です。
つまり「温度」「温度差」「湿度」をコントロールすることで、結露を防止することができるのです。

結露による害とは?

結露はその建物や室内環境だけでなく、人体にも悪影響を与えます。
具体的な結露の害をいくつかあげてみましょう。

①カビの発生
結露の代表的な害の一つです。窓の周りや、カーテンなどに黒いカビが見られケースは非常に多くあります。

②ダニなどの害虫の繁殖
たくさんの水分と室内で暖められた空気は、ダニなどの害虫にとって快適な環境といえます。

③悪臭
カビの繁殖による、カビ臭さが発生します。

④建材の傷み
長期間にわたり結露を放置すると、その水分やカビにより、壁や柱、窓枠などの建材部分の劣化が早まります。

⑤人体への影響
カビやダニなどの害虫は、もちろん人間にも害を及ぼします。気管などへの悪影響や、アレルギーの原因になることも考えられるでしょう。

結露を予防するには?

皆さんは日頃、どんな対策をしているでしょうか?換気扇などで換気をする、除湿機などでの除湿、室内に空気が滞留しないように考慮したり…でしょうか。 もちろん、そういった方法でもある程度の効果が期待できますが、さらに効果的な結露対策をご紹介します。

①リフォームによる結露対策
通常のガラスより断熱効果が高いペアガラスを使用したり、現在あるサッシの内側にもう一枚サッシを取り付ける、二重サッシへのリフォームは非常に効果的です。その他には調湿建材を使用したり、断熱工事を取り入れることで、温度のバランスを整えることが可能になります。

②植物や水槽の設置場所を変える。
観葉植物や水槽は、窓際や壁際に配置しがちです。しかしそこに落とし穴があります。
植物や水槽からは常に水蒸気が発生します。窓や壁の近くに置くことで、その付近の湿度が上昇し、結露が発生しやすくなります。壁や窓から少し離れた場所に移動させることで、結露の発生を抑えられるケースがあります。

まとめ

結露に関しては、湿度と温度のバランスが最も重要です。結露発生のメカニズムをしっかり理解することで、適切な予防方法を見つけることができるでしょう。
完全に結露を防ぐことは難しいですが、
こまめな拭き掃除をすることにより、カビの発生などを予防することもできます。建材に悪影響が出る前に、適切な対処をしていきましょう。

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