基本的な畳の掃除
掃除機を使用する場合は、畳の目に沿って、畳表に傷がつかないように、ゆっくり力を入れずにかけてください。
ほうきを使用して掃除する場合は、使い終わったお茶の葉を、かたく絞ったものを使いましょう。畳の上に撒き、ほうきで掃いていきます。その後、乾いた雑巾で乾拭きします。
また、畳に汚れがこびりついている場合は、塩を撒いて歯ブラシなどで、畳の目に沿って汚れを取り除きます。
以上のような手入れを日々の掃除として行うことで、長期間キレイな畳を維持することができるでしょう。
ここからは、畳によくあるトラブル対処法をピックアップしていきます。
畳の日焼け
畳が日焼けしてしまった時は、お酢を使うと良いでしょう。
先に掃除を済ませておき、お酢をお湯で5倍に薄めて使います。雑巾をかたくしぼって、畳の目に沿って拭き、その後、乾拭きし扇風機などで早めに乾かします。
畳干しについて
最近では、あまり見られない光景ですが、畳から余計な湿気をとるために、半年に一度は畳干しをしましょう。
春と秋に、畳の裏を太陽にあて、叩いてホコリを落とします。地面に直接置かず、ブロックなどの上に置くと良いでしょう。畳を干すことができない環境の場合は畳を上げ、風を通すだけでも効果はあります。
畳にカビが生えた場合
畳にカビが発生したら、中性洗剤を薄めて、かたくしぼった雑巾で拭きとります。その後、消毒用アルコールを布で軽く拭き、乾かします。
ダニが発生した場合
ダニが発生する一番の原因は、湿気です。換気をよくするなどして対処します。燻煙材などでダニ退治をしましょう。その後、畳の下に防虫シートを敷くなどの方法があります。
とれないシミを目立たなくする
畳が新しい場合のみの方法になりますが、水分を乾かします。シミの部分をチョークでこすり、更に乾いた雑巾で乾拭きします。どうしてもとれないシミが目立たなくなる方法です。
家具の跡
畳の上に家具を置いていて畳に家具の跡が付いてしまった場合は、跡が付いた場所に、熱めのお湯でしぼったタオルを当て、その上からアイロンをあてます。その後、扇風機やドライヤーなどで早めに乾かします。
焦げ跡
オキシドールをティッシュペーパーに含ませ、軽く叩きます。焦げ跡が漂白されて、目立たなくなるでしょう。
最後に…
最近では、畳の部屋が少なくなってきました。
しかし畳のある家では、定期的に手入れをして美しい畳を保ちたいものです。
フローリングなどと比べ、手間はかかりますが、イグサの香りなど、畳だけが持つ特徴はとても魅力があり、大切にしたい日本文化の一つといえるでしょう。
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