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あらゆる補修に役立つコーキングの基礎知識1/1

家の外廻りから、キッチンなど様々な場所の補修にコーキングは使用られています。簡単な補修であれば自分で作業をされてる方も多いのではないでしょうか? 今回はコーキングの種類などその基礎知識をまとめてみました。

画像はイメージです

コーキングとは?シーリングとは?

防水性や気密性が必要なポイントには、必ずといってよいくらいコーキングが施されています。
ペースト状のコーキング剤をコーキングガンという器具にセットし、対象部分に充填します。
こういった一連の流れを「コーキング」と呼んだり、またコーキング剤そのものの意味としても使われている言葉です。
現在では、ほとんどの場合コーキングとシーリングは同じものとして考えられています。

コーキング剤の種類

ホームセンターなどでもたくさんの種類のコーキング剤が販売されています。
性能の良いもの、悪いもの。
施工箇所への向き、不向きなど、使用する目的に合わせたコーキング剤を選ぶ必要があります。

①変成シリコンコーキング
ホームセンターなどではコーキング剤のメインとして販売されていることも多い種類です。
外壁から、室内の水回りまで最も使いやすいコーキング剤といえます。
正しい使い方ができれば、耐久性、耐水性共に、優れた性能を発揮してくれるでしょう。

②ウレタンコーキング
充填後は空気中の水分により硬化します。
湿度により白濁したり、紫外線に弱く硬化後に黄色く変色するケースもあります。
最近ではUVカット成分が入ったウレタンもありますが、やはり外廻りなどでは使いにくく、場所を選びます。

③油性コーキング
防水性が高く、ベランダの防水層まわりなどに使用されることが多いです。
製品により、硬化の状態に違いがあるため、注意が必要です。

④二液性コーキング
成分の違う2つの液を混ぜ合わせ使用します。
ペースト状態のコーキングに硬化剤を加えなければ固まらないため、 使用が難しい反面、コーキング剤自体を長期保存できるものが多いです。

コーキング剤は目的に合わせたものを!

コーキング剤は目的によっての向き不向きがあります。
例えば、サイディングボード周り、モルタルのひび割れ、サッシ周り、水回りなど、用途に合わせたコーキング剤を選ぶ必要があります。
ホームセンターなどで選ぶ際には、説明をよく読み、どのような用途に対応しているかをしっかり確認して購入しましょう。

プロの施工と何がちがう?すぐ剥がれるコーキングの原因

コーキングを自分で施工した場合によくあるケースですが、充填したコーキングがすぐに剥がれてしまう現象です。
もちろんプロが使うコーキング剤と同じものを使用しています… その原因はコーキングを充填する部分の下地にあります。
ホコリなど目に付く汚れは取り除いた場合でも、そのポイントに油分が残っていると、コーキング剤の密着性は著しく低下します。
上手くコーキングが付着しない場合は、洗剤などで油分をしっかり除去し、乾燥させた後に再度コーキング剤を充填すると良いでしょう。

まとめ

DIYでも使用されることの多いコーキングですが、用途に合わせたコーキング剤選びがポイントになります。
また、湿度や気候によって充填から乾燥までの時間なども変化するため、知識や経験も必要になる作業です。
特に失敗の許されない、住宅の外廻りなど、雨の影響を受ける場所の施工はプロに任せることをオススメします。

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