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DIYでもできる!?室内の地震対策1/1

地震に対するリフォームは大掛かりなものばかりではありません。 室内に配置された家具や電化製品、食器、ガラスなどは、地震の揺れにより凶器と化す場合があります。 そういった家の中の備品などをしっかりと固定し、地震に備えることで人的被害を少しでも減らすことができるでしょう。 今回はDIYでもできるような、比較的簡単な地震対策をご紹介したいと思います。

画像はイメージです

まずは大きな物をしっかり固定

大きな地震では、家具やテレビなど大きな物が倒れたり、室内を飛び交うように動きます。下敷きになるケースや、猛スピードでぶつかる家具による被害が想定されます。
そういった危険がある大型家具やテレビには、転倒防止金具を取り付けることをオススメします。 転倒防止金具は市販されているものの場合、ほとんどが簡単に取り付けることが可能です。
しかし、ここで注意しなければならないのが、壁の強度です。
下地のない、薄い壁にネジを打ち込み固定をしても、すぐに抜けるため機能しません。 壁の下地に厚みがあり、ネジがしっかり固定される材質かを確かめる必要があります。
もし、壁に強度がない場合は壁内側の補強をしてから取り付けなければいけません。

棚や引き出しからの飛び出しを防止する

ガラスなどの食器や花瓶、ハサミなどの刃物など、大きな地震の際には引き出しや、棚に収納されているものまでもが勢い良く飛び出します。 引き出しには簡易なバンド状のロックを後付けし、食器棚などの開き戸には、揺れを感じるとロックされる耐震ラッチを取り付けれると良いでしょう。
また、重量のある食器などはなるべく低い位置に収納し、軽く割れにくいものを高い位置に収納することで、危険を少しでも回避することができます。

ガラスへの対処

地震の際に気をつけなければいけないのは、割れたガラスの飛散です。
コップが一つ床に落ちただけでも広範囲にガラス片が飛び散りますが、大地震の時は室内のあらゆる場所がガラス破片だらけの状態になります。
そういった状況は、避難の妨げや怪我の原因になります。
そこで、ガラス窓や棚のガラス扉には、飛散防止フィルムを貼ります。 割れたガラスの飛散を防ぐため、地震以外で破損した場合でも、危険を低減してくれます。
これから新しく食器棚を購入する場合には、引き戸のタイプやガラス部がアクリルパネルのものを選ぶと良いでしょう。

まとめ

今回ご紹介した地震対策は、専門業者に頼ることなく実行できる内容です。
「大きな物の固定」「棚からの飛び出し」「ガラスの対処」この3つのポイントを押さえることで、室内の被害は軽減させることが可能です。
どんなに耐震性能の優れた住宅でも、こういった室内の地震対策は必要です。
大きな地震が起こる前に、しっかりと備えましょう。

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