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地震に強い家のポイントは「シンプル」1/1

新築、または建て変えを考えている方は何を重要視していますか? 住みやすさでしょうか?それともデザイン性?または丈夫な家でしょうか? 近年、各地で起こった大きな地震の影響もあり、地震に対しての意識は年々高まっています。 今回は地震に強い家は、どんな家なのか?そのポイントをいくつかご紹介します。

画像はイメージです

鉄筋(鉄骨)コンクリートか木造か?

鉄筋コンクリートと木造を比較し、単純にどちらが丈夫とはいえません。
鉄筋(鉄骨)コンクリート造の家は、素材そのものの粘り強さや頑丈さで地震に耐えるように作られています。
木造は、木のしなやかさで地震の揺れを逃します。
簡単にいえば鉄筋(鉄骨)コンクリートは「耐震」、木造は「免震」のイメージです。
それより大切なのは構造設計です。
その建物に求められる強度に対して、どのような建材をどこに、どれだけ配置するのかなど、緻密な計算に基づいた設計が必要になります。

シンプル!真四角の家が強い?

家全体で揺れに耐えようと踏ん張れるのはシンプルな真四角です。なぜかというと、二階、三階の重みを、一体となった壁や柱を通じて、一階下の地盤にまでストレートに流すことができるからです。
家は柱や梁の構造部分と、壁とのダブル構造で支えるのが良いとされています。
また、凹凸のある複雑な家は、地震の揺れに対して弱いといわれています。揺れに対して、家が複雑な動きをしてしまうため、どこかの一点に負担が集中し、そこからのダメージが倒壊などに繋がる恐れがあります。

間取りと通り柱

四角い家には、部屋をおおよそ均等に区切るための柱が入ります。
一階のお風呂場と同じ大きさの子供部屋が二階に、また一階のリビングと同じ大きさで二階に寝室という感じです。
このように通り柱(一階と二階に同じ柱が入ること)によって、家を強く保つことができるのです。
通り柱によって家の一階と二階の一体化が強化され、家全体で地震に持ちこたえる強さをになります。

部屋の使い方による家へのダメージ

部屋の使い方によっても影響があることは間違いありません。
例えば、二階にぎっしり詰まった本棚やピアノを置いたとします。その場合、その部分の床から一階部分の柱に、荷重がずっしりとかかります。じわじわと長時間かけて家が傷んでくる原因になってしまいます。
また、建物の全体の上部が重いことで、地震の揺れに対し、1階や基礎、土台部分の損傷が激しくなる恐れがあるでしょう。
家の使い方で起こる、これらの歪みやねじれはなるべく避けた方が良いでしょう。重い物は一階や地下に置くなどの対策が必要です。

まとめ

新しい耐震基準を満たしていることはもちろんですが、新しい建物の中でも形状や使い方によって耐震強度は変化します。デザインを優先させた住宅も素敵ですが、耐震強度が高いといわれる、シンプルな四角形も選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょう?
デザイン次第では、スタイリッシュな現代風の住宅になるはずです。

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