コケが生える原因と対処法
屋根の設置や、塗り替えから年数が経つと、コケや変色はどうしても発生します。
特に日の当たらない部分にはコケが生えやすく、そのコケは多くの水分を含んでいます。
コケの胞子が屋根に付着し、乾燥しにくい湿気の多い部分から繁殖し、そこからジワジワとコケの範囲が拡大していきます。
特に、川や山など自然が身近な地域では、街中と比べてコケが発生しやすい環境といえるでしょう。
また屋根の形状によっても、コケの繁殖度合いは変わってきます。
屋根の表面に凹凸がある場合、水分が溜まりやすく、コケの発生しやすい条件になります。
まずは屋根の北側を!
屋根のコケを調べるには、まず屋根の北側の部分をチェックしてください。日光が最も当たりにくい、屋根北側にコケが無い場合は、全体にコケが繁殖していないと判断して良いでしょう。
屋根にコケを発見した場合
屋根の一部分にコケの繁殖が見られた場合は、少し硬めのブラシなどで屋根のコケ部分を洗い流します。
市販の漂白剤やカビ取り剤を水で薄めて使用するのも良いでしょう。
あまり強く擦りすぎて、屋根の素材自体を傷めないように気をつけてください。
コケを取り除き、水で十分に洗浄した後、色あせがあったり、劣化がある場合は、専門の業者に依頼して塗装や、葺き替えが必要かを判断してもらいましょう。
コケの生えた屋根は激しい劣化が見られることも多いので、屋根材に欠けや割れがないかもしっかりチェックしてください。
コケの繁殖が広範囲にみられる場合は高圧洗浄もおすすめします。
最近では家庭用の高圧洗浄機も、ホームセンターなどで一万円前後で販売されています。
しかし、あまり大掛かりになってくる場合は、高圧洗浄でも屋根自体を傷めてしまいます。
高所の危険な作業にもなりますので、やはり専門の業者に任せた方が無難でしょう。
コケが屋根の変色を早める!?
屋根が変色する原因は、経年劣化が主な原因ですが、コケを取り除いた部分は高い確率で変色しています。
水分を多く含んだコケにより、屋根表面の塗膜の劣化が早まってしまうことが主な原因です。
変色が始まっている屋根の塗膜は防水性が低下していることも多く、本来の屋根の機能にも悪い影響を与えます。
そういった場合、屋根の再塗装や、葺き替え工事が必要になってしまいます。
経年の変色は仕方ないことですが、コケの繁殖を早い段階で食い止めることで、屋根の塗膜を長持ちさせることができるのです。
まとめ…
屋根の種類によって対処法も異なりますが、やはり定期的にコケの有無をチェックし、早い段階でコケを取り除くことが大切です。
また屋根の点検や作業は、非常に危険です。高所の場合などは無理をせず、専門の業者に相談、依頼し、適切な対処をするように心がけましょう。
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