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空家になってしまった実家、どうする?1/1

実家が空家になっていませんか? 親御さんが長く住んでおられ、残念ながら亡くなられてしまったり、新しく他の場所に家を建てられたり、空家になってしまった場合、家はどうされますか? どうしようか…と悩んでいらっしゃる方は、以外とたくさんいらっしゃいます。そこで空家についての問題点や解決策をご紹介いたします。

画像はイメージです

実家を空家にしておくことで起こりうる問題点

①固定資産税について
みなさんご存知の通り、土地や建物には固定資産税がかけられます。
土地に住宅が建てられている場合は、住宅用地の特例が適用され、更地の1/6になっています。

  • 更地→課税標準額に1.4%を乗じた額
  • 小規模住宅(200平方メートル未満)→課税標準額×1/6×1.4%
  • 一般住宅(200平方メートル以上)→課税標準額×1/3×1.4% 自治体により課税標準額は異なりますが、上記の計算式により決定します。

②特定空き家とは?
最近話題にもなっている「特定空き家」をご存知でしょうか? 古くなって倒壊の危険性が生じて、地域の問題になっている家を持つ人に、自治体から、何らかの措置をするように求められるようになりました。 市町村から勧告を受けると、固定資産税は元の額(更地の額)に戻ります。その上、解体費用も必要になります。家は建っていても、「更地扱い」になるのです。立ち入り調査を拒むと罰金が課されることになります。

③近隣への迷惑問題
放置された空き家は、地域の景観を乱すことになります。 どこからかゴミが放置されるようになったり、樹木や雑草が生い茂って虫の発生源になり衛生上にもよくありません。 ブロック塀が倒れたり、屋根瓦の落下、建物自体が倒壊するなど、隣家へ大きな影響を与えてしまいます。

④長期間放置の空き家は自治体の困り事
納税義務を含む相続人が誰なのかを追跡するのには、多くな時間や費用が必要になってしまいます。 持ち主や相続人が現れない場合、 自治体の予算から解体費用を捻出せざるを得なくなることもあります。

実家が空家になった場合の活用方法

①誰か住む
②貸し出す
④民泊に活用 
⑤ガレージにする

などなど…
立地条件にもよりますが、活用次第では、大きな収入源にもなる可能性があります。

まとめ

居住者がいない空家は、建物が劣化し傷むスピードも増していきます。
定期的な手入れができない場合は、さらに害虫の発生や、雑草の繁茂など近隣に迷惑をかけるケースも少なくありません。
持ち主や、相続人が責任を持って対策を考える事が必要です。それでも対策が見出せない場合は、売却を選択をすることになるかもしれません。 土地や家は大きな財産です。
解体費などの必要な費用と、売却額のバランスをしっかり把握し、ベストな判断をしてください。

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