放火犯の目から見た、放火しやすい条件とは?
放火犯は犯行に及ぶ際、どのような条件を狙っているのでしょうか?
①短時間で犯行できる
②目立たず、隠れやすい
③逃げやすい
街頭犯罪と同じように、ちょっとした死角を利用し短時間に犯行する傾向があります。
放火を防ぐための禁止事項
ほとんどの場合、放火犯は特定の家をピンポイントで狙っているわけではありません。徒歩や自転車などでブラブラとしながら、放火しやすい環境の住宅を見つけます。
または燃えやすい物が、ふと目に入り衝動的に火をつけてしまうケースが多いといわれています。
そんな放火犯から狙われないためにも、やってはいけない禁止事項をいくつかあげていきましょう。
①ゴミ、ダンボールなどを置かない…
ゴミや古紙、ダンボールなどライターで簡単に火がついてしまうような物は、家の周辺に置かないようにしましょう。
ゴミはなるべく収集直前に出し、回収車を待つダンボールや古紙などは、日中のみ置くなどの対策が必要です。
夜から朝にかけて放置することは絶対に避けましょう。
②隠れやすい環境を作らない…
植木が茂っていたり、隠れやすい環境は放火犯にとって好都合です。
住宅の外周りを、すっきりとした印象にすることで衝動的な犯行の予防につながります。
③敷地に進入させない…
簡単に開けれるゲートなどは、入ってしまえば物陰に隠れてゆっくり犯行に及ぶことができます。家の正面だけでなく、横側面にスペースがある場合も注意が必要です。
住宅の外周りを考える
放火されない工夫をしながら、住宅正面部分やガレージスペースなどの造りを考えていきましょう。
①ガレージには柵ををつける…
住宅正面の道路から簡単に進入できるガレージは放火の被害に遭いやすいポイントです。
自転車や車に被せられたシートは特に狙われることが多いため、ガレージにはできればシャッターを設置することをオススメします。
シャッターの設置が難しい場合は、なるべく堅固な可動式の柵などを取り付けましょう。
②センサーライトの設置…
放火のみならず、空き巣の防止としてもよく使用されるセンサーライトを設置します。放火の被害は、深夜から朝方にかけての暗い時間帯が最も多いため、近づくだけで点灯するセンサーライトは有効です。
正面だけでなく、住宅横の通路などにも設置できると、さらに安心です。
③防犯カメラの設置…
ガレージや玄関付近に設置する防犯カメラは、あえて目立つ位置につけましょう。放火犯などは証拠が残るカメラや防犯システムの存在を非常に気にします。
犯行に及ぶ前に、防犯カメラに気づかせることで犯行を阻止しやすくなります。
また、「この家は防犯意識が高い」と周知させることは、あらゆる犯罪から住宅を守るきっかけになるでしょう。
まとめ
火災原因として、放火がここまでの割合を占めることには驚きました。
住宅を犯罪から守るためには、まず防犯意識の高さを外に向けてアピールすることが重要です。
ゴミの出し方なども見直しながら、 一度、自分が犯人になったつもりで外周りをチェックしてみましょう。
意外なスキが見つかるかもしれません。
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