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あなたのお家は大丈夫?身近に潜む危険生物!パート11/1

人間が住む家の中や、その周辺には様々な動物や昆虫が潜んでいます。 自然破壊が進み、自然のなかで生きてきた生物は行き場をなくし、エサや住処を求めて人間の生活エリアにまで進出してきています。 自然のバランスを保ち、共存していくことが理想的ですが、外来種の繁殖など、解決の難しい問題は山積みです。今回は身近に潜む生き物の中で、特に人間に危害を加える可能性がある生物をご紹介したいと思います。

画像はイメージです

ウィルス媒介で話題のマダニ

最近ではニュースでも頻発に紹介されているマダニ。
マダニが媒介するウィルスによる感染症はとても危険で、ウィルスを持ったマダニに噛まれ感染することで、死に至るケースも起きています。
家の中にいるダニとは生態がちがい、草むらなどに潜み、そこを通過する動物を待ち構えます。
大きさは2~3ミリで獲物の血液を吸うことでさらに大きく膨れあがります。
吸血中も痛みなどをほぼ感じないため、人間が気が付くまで何時間も血液を吸われ続けることになります。
身体に吸血中のマダニを発見し強引に剥がそうとすると、<喰いついたマダニの口部分のみが皮膚に残る場合がある>ため、そのまま病院で処置をしてもらうことが重要です。

マダニの被害を防ぐには

マダニは草むらなどで獲物にくっつくチャンスを狙っています。
草むらなどに入る場合は、なるべく肌の露出を控え、帰宅後は着衣を速やかに洗濯するなど細心の注意を払いましょう。

あなたの家にも巣を作る!スズメバチ

スズメバチの怖さ、危険さはご存知の方も多いのではないでしょうか?
現在、日本にいるスズメバチは7種類といわれています。
自然の多い地域だけでなく、都会にもその生息域は広がり続けています。
雨風の影響を受けにくい、住宅の軒下や屋根裏などで巨大な巣を作ることは有名です。
刺されることで毒が注入され、強烈な痛みや腫れの症状が現れます。
しかし、スズメバチに刺され一番気を付けなければならないことが<アナフィラキシーショック>です。
アナフィラキシーショックとは一度刺されたことで身体に抗体ができ、二度目に刺された時に、その抗体が強い反応を起こしショック症状を起こすことです。
スズメバチに刺され死亡するケースのほとんどは、このアナフィラキシー症状によるものです。

スズメバチ対策は?

スズメバチ対策としては、まず住宅に巣を作らせないことです。もし巣を発見した場合は巣が小さい段階で、自治体や専門の業者に駆除を依頼しましょう。
また、スズメバチは<黒や茶色のターゲットを過剰に攻撃する>習性があります。ハチがいそうな場所に行く場合は、黒い服を避け、白系統の服を着るよう心がけましょう。

まとめ

人間が引き起こした環境破壊が原因で住処やエサを失い、人間の生活エリアにまで追いやられた生き物たち…
私たち人間側も見直さなければならない点があるのではないでしょうか。
今回はマダニとスズメバチをご紹介しました。ウィルスを媒介するマダニ、アナフィラキシー症状を起こすスズメバチ、
どちらも、人間の命に関わる危険生物といえるでしょう。
まだまだ家の周りにも危険な生物はたくさんいます。

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