断熱材は大きく2つに分類
たくさんある断熱材ですが、「繊維系」と「発泡プラスチック系」の2つに分類されています。
それぞれの種類や特徴をあげていきましょう。
繊維系の断熱材
①セルロースファイバー
古紙や綿などの木質系素材を原料とし、防火性や防虫性を高める加工がされています。
調湿性も高くカビや結露などの予防にも良い断熱材です。
価格が少し高い部類に入りますが、エコの観点からも注目されています。
②グラスウール
ガラス繊維を原料とし、一般的にも多く普及しています。
防火性、防虫性に優れていますが、最大のメリットはその防音性です。
防音室でも用いられる素材なので、交通量の多い立地などでは騒音対策としても効果が期待できます。
③ロックウール
玄武岩などを原料に作られる石綿で、耐火性、防音性に優れています。
廃棄処理がしやすいため、アスベストの代わりに普及した断熱材です。
④インシュレーションボード
廃木材をボード状に加工した断熱材で、木材を再利用するためエコの観点からも評価されています。
木材が持つ自然の調湿性や、消臭効果が特徴です。
発泡プラスチック系の断熱材
①ビーズ法ポリスチレンフォーム
断熱材としては古くから用いられています。ビーズ状のポリスチレンを原料に加工され、軽量かつ高い防水性が特徴です。価格も比較的安価なため、広く普及しています。
②硬質ウレタン
様々な形状に対応しやすく、耐湿性や耐久性に優れています。
気泡を含んだウレタンは硬化後の断熱性も高く、長く安定した性能が期待できます。
まとめ
今回は断熱材の種類や特徴について、その一部をご紹介しました。
古くからの定番製品が普及している反面、新しい素材を使った製品開発も進んでいる分野です。
その性能や価格、耐久年数などをしっかりと考慮し、お住いの地域や住宅に合わせた断熱材を選びましょう。
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