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家の傾きのサインかも!?扉や窓の開閉が気になりだしたら1/1

画像はイメージです

一般的に、障子や襖(ふすま)、ドア、窓、戸などの可動部分と、それを支える枠を「建具」と呼びます。
建具がきつくなり、開閉しにくくなる原因としては、建具の劣化や傷みによるものと、住宅全体の傾きや沈下が原因となる場合があります。

建具の不具合と原因

①木質の材料で作られた建具は、湿気と乾燥の影響を大きく受け、季節や天気によって伸縮をくりかえしています。特に梅雨時期には湿気により、木材が膨張しやすくなるため、木質材料のドアなどは、開閉時に枠や床に擦れ、重くなるケースがあります。

②ドアの場合は、蝶番の取り付けネジの緩みから開閉がスムーズにできなくなっていることもあります。
まずは、蝶番のネジを調整をし、改善されない場合は、枠組に歪みがないかをチェックしましょう。

③引き戸の場合は、材質を問わず、ローラーやレールの破損が考えられます。特にレール部分はホコリやゴミが溜まり動きにくくなることが多く、簡単な清掃だけでも症状が改善されることもあります。

住宅の傾きや沈下による不具合

ドアなどの開閉に問題がある際、建具の不具合だけでなく、家全体の傾きや沈下が原因の場合があります。
ある程度、築年数が経過した住宅では珍しいことではありません。
耐震性などの安全面にも影響するため、点検やメンテナンスが必要になります。
以下のサインが見られる場合は要注意です。

①建具の開け閉めはスムーズだが、扉の上下に隙間ができている。

②窓を閉めた状態でもガタつきが激しい。

③室内の壁に亀裂が入っていたり、クロスに裂けや、たるみがある。

④外壁にひび割れが多く発生している。

⑤建物の周辺のコンクリート土間にひび割れや隆起が見られる。 など…

家の傾きや沈下は、建具の不具合だけでなく、そこに住む人の健康にも影響します。
小さなメンテナンスでは改善できませんが、適切な点検を依頼し、現状の把握をしなければいけません。

まとめ

扉や引き戸がスムーズに動かない場合、まずはその建具自体に、傷みや劣化がないかをチェックしましょう。
建具のみの修理であれば、部分的な修理やメンテナンスで改善されるでしょう。しかし、その原因が家全体の傾きや沈下にある場合は、大掛かりな修復が必要になることがあります。お住まいの住宅でスムーズに動かないドアや窓があれば、放置せず、必ずチェックすることをオススメします、もしかすると家の傾きなどの重大なサインかもしれません。

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