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放置は危険?!雨樋はしっかり修理!1/1

雨樋のズレや割れなどの破損を放置している住宅は意外とたくさんあります。 シンプルな造りの雨樋ですが、家にとっては大切な役割を担っています。 今回はそんな雨樋についてまとめてみました。

画像はイメージです

雨樋の役割

雨が多い日本では、雨樋は住宅を守る大切な役割を果たしています。
雨樋がしっかり機能している場合は、 雨が屋根から雨樋を通り、スムーズに地面まで雨水を流してくれます。
しかし、破損などにより雨樋が機能しなくなった場合は、雨水が屋根から外壁をつたって地面に流れていきます。
雨樋の破損をそのままにしておくと、外壁や家の基礎部分の劣化を早め、雨漏りなどトラブルの原因となる可能性があります。

雨樋はなぜ破損するのか?

雨樋の破損や劣化は、どのような原因で起こるのでしょうか? その主な原因と対策をみていきましょう。

①ゴミが溜まることで起こるトラブル
雨樋には雨水だけでなく、落ち葉や屋根の汚れなどのゴミが蓄積されていきます。
長期間、掃除をしない場合、ヘドロのような汚れとゴミにより、雨樋は機能を失います。

対策…定期的な清掃をする必要があります。
排水口のような水が集まる「集水器」、屋根に沿って横に伸びる「軒樋」、屋根から地面に伸びる「竪樋」の3つの部分のゴミや汚れを取り除き、スムーズに雨水が流れる道筋を確保します。

②経年劣化によるトラブル
日々、日光や風雨を浴びている雨樋は経年劣化していきます。
雨樋の素材にもよりますが、15~20年程度で交換が必要になるケースがあります。

対策…割れなどの破損部分のみを修理することもありますが、雨樋全体の素材に劣化が出てきている場合は雨樋交換をするべきタイミングです。
また、雨樋の接合部の劣化により、ズレや外れが発生している場合は、継ぎ目の補修で対応することができるでしょう。

③雨樋の傾きによるトラブル
雨樋はスムーズに水が流れるように、微妙な斜傾がつけられています。
しかし、雨や風などの影響により、その角度が、逆を向いたり、水平になった場合、雨水の重みが雨樋を傷める原因となります。
またゴミなどの溜まりも促され機能しなくなるでしょう。

対策…傾きの主な原因は、雨樋を支える金具などの器具の曲がりやズレです。
その支持器具を修正することで機能を取り戻すことができますが、雨樋の角度は屋根の大きさなどにより調整が難しく、急な角度になると集水器の許容を超え、溢れやすくなってしまいます。
極端な斜傾を付けずに緩やかな角度で調整する必要があります。

雨樋の点検、清掃の注意点

雨樋の点検や清掃はできれば、自分で済ませたいと思われる方も多いようです。
しかし、高所での作業となるため無理は禁物です。
業者による、定期的な屋根の点検と併せて雨樋の点検、修理を行うことをオススメします。

まとめ

昔から、その形状に大きな変化のない雨樋ですが、住宅を雨水から守るためには必要不可欠な機関です。
常に負荷が掛かる部分でもあるため、劣化や破損は仕方ないことですが、定期的な清掃をすることで機能を長持ちさせることができるでしょう。
落ち葉が多くなる秋や、梅雨の前など少なくとも、年に二回程度は点検と清掃を心がけたいところです。

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