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お風呂の排水溝について考える1/1

お風呂の排水溝のつまりや、その原因について考えてみましょう。 お風呂の水が流れにくくなったり、排水溝から水が逆流してきたり、そんな経験はありませんか?お風呂の排水溝は水回りの中でも、詰まりやすい箇所のひとつになります。お風呂は、毎日使う場所だからこそ、日頃の掃除やメンテナンスを定期的に行わなくてはなりません。

画像はイメージです

なぜ起こる?排水溝のつまり

排水溝のつまりは突然起こる訳ではありません。数ヶ月、数年の石鹸カスや、髪の毛、垢、油よごれなどの蓄積が主な原因ですが、定期的な掃除を怠ることで引き起こしてしまうのです。
排水溝に備え付けの排水トラップの部分や、トラップと繋がっている排水管の内側に汚れがこびり付いていたり、蓄積された髪の毛や油汚れが、水の流れる道を狭めてしまいます。
そのまま放置すると、水が流れにくくなり、やがては排水溝から逆流が起こるケースも少なくありません。
水が排水される時に排水管の内側に付いた石鹸カスや油汚れなどをエサに、雑菌が発生し、ヌメリやベトベトした状態になります。そこに水と一緒に流れてきたゴミなどが付着し、汚れのかたまりが雪だるま式に大きくなるのです。

排水溝の構造が臭いや害虫を防ぐ!

ここで排水溝の構造の中で、ポイントとなる、排水トラップについて説明します。
排水溝の入り口すぐのところには必ず水が溜まる仕組みになっています。
使用上、必ず水が溜まらなくてはいけない訳ではありません。
では、なぜ水が溜まるのでしょうか?それは臭いや害虫を防ぐためなのです。
その水が溜まる部分を排水トラップといいます。
お風呂から流れる排水は、床下などの排水管を通って屋外まで運ばれていきます。流れきってしまった後、排水管には水がない状態になります。
水のない排水管では、菌の繁殖による下水臭が発生し、害虫にとっても住みやすい環境が整います。そういった、臭いや害虫が室内まで上がってこない様に、水が張ってあるのです。 排水溝の構造上、排水トラップは重要な役割を担っています。

排水溝を詰まらせないために!

排水構のつまりを防ぐには定期的なお手入れが必要になります。
つまりが起こる前の段階の場合、市販のパイプクリーナーを流すだけでトラブルを激減させることができます。
しかし、このパイプクリーナーでの掃除も、排水溝から水が溢れるほど詰まってしまってからでは、高い効果は期待できません。
汚れが固着し、大きな塊になる前に洗い流してしまう必要があるのです。
雑菌やカビが繁殖しやすい夏場などは、週に一度、冬場でも二週間に一度はパイプクリーナーを流し、つまりを予防することが大切です。

つまりや逆流が起きた場合

水が流れない、排水溝から逆流する、そういった症状が現れると、重度のつまりといえるでしょう。
排水トラップより奥の排水管でつまりが起きている可能性が高く、市販のパイプクリーナーでは効果は期待できません。
インターネット上では、様々な解消方を見ることはできますが、針金状のものを奥まで差し込むなど、手荒な方法は排水管の破損にもつながります。
排水溝の入り口付近の清掃と、パイプクリーナーで改善できない症状の場合は、やはり専門の業者に依頼する方が、安心でしょう。

まとめ

排水溝のつまりは、水が流れないストレスだけでなく、衛生的にも良くありません。週に一度程度のパイプクリーナーでの清掃や、排水溝の入り口に溜まる髪の毛の除去などで予防することができます。
大きなトラブルになった場合は、専門の業者に依頼をすることになりますが、その際、症状の改善だけでなく、原因や排水溝のどの部分でつまりが起こっているのかをしっかりと把握できるように、説明を受けると良いでしょう。
最後に、パイプクリーナーは使用上の注意をよく確認し、換気に気をつけて清掃を行ってください。特に「まぜるな危険」 は必ず守りましょう。

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