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お部屋の色は心にも影響を与える!色彩心理パート21/1

壁や天井、インテリアなどの色によって、無意識のうちに人の心はさまざまな影響を受けています。 前回は赤色、橙色、黄色を中心にご紹介しましが、今回は緑色、青色、紫色、無彩色についてまとめていきたいと思います。

画像はイメージです

緑色

自然を思わせる爽やかな色です。
緑色、青緑、黄緑色などです。
緑色は、暖色の黄色と寒色の青色との中間色なので、どんな色にも調和しやすいことがメリットです。
自然や植物を連想させ、やすらぎと爽やかな印象を与えてくれるでしょう。
寝室や書斎、くつろぎたいリビングなどにオススメです。
唯一、温度を感じない中間色のため、インテリアにも使いやすい有彩色です。 しかし、濃い緑や青に近い緑は沈静作用が強すぎるため、息苦しくなったり、心が沈みやすくなるともいわれています、注意してください。

青色

清潔感ある、心を静める色です。
青色、水色、紺色、群青などです。
沈静作用の強い寒色の代表色です。
水や空のイメージで、光によって爽やかにも陰気にもなる色です。 清潔感のイメージから水回りや、心を落ち着け睡眠状態を整える寝室に向いているでしょう。
しかし、北向の部屋や日当たりの悪い部屋では、冷たいイメージがより強くなるため不向きです。

紫色

神秘的で優雅な非日常的な色です。
紫、赤紫、青紫、牡丹色などです。
緑色と同じで、暖色と寒色の間の色ですが、調和する色が少なく個性的な色になります。
昔から神秘的で高貴な雰囲気を出すためによく用いられてきました。

無彩色

インテリアにとって一番重要な色の無い色です。
白色、黒色、グレーなどです。
インテリアにとって、欠かすことのできない、ベースとなる色です。
無彩色というのは、自然界に当たり前にある色ですから、どの色とも調和し引き立てることのできる色です。
素材感や光の当たり具合で、さまざまな表情を見せる色でもあるため、単色で使う場合には、気をつけて使う必要があります。
無彩色だけでのインテリアづくりはシンプルな分、粗が目立ちやすく、細やかな配慮が必要となるため上級者向きの色といえるでしょう。
白色といっても、線引きがむずかしくインテリアの場合、極薄いベージュやグレー、アイボリーも含みます。
部屋を明るく見せる反面、日光が多く入る部屋に使いすぎると、まぶしくなり落ち着きにくくなってしまいます。
ベースに徹し、アクセントに黒などの、はっきりした有彩色を用いるのが良いでしょう。
グレーは単色で使うと暗く単調なイメージになってしまいます。他の色と組み合わせて使うと、それぞれの色を引き立て調和する使いやすい色でしょう。
黒は、すべての色を混ぜてできる色ですから、どんな色と合わせても合いますが、調和はしない色です。ポイントで引き締め役として使うと良いです。

終わりに

二回にわたり、各色のイメージや、心に与える印象や影響などをみてみました。
一般家庭の内装では白やグレーが使われることが多く、無彩色の特徴はしっかりと覚えておくと良いでしょう。
色の使い方は、住宅の快適性に直接影響を与えます。もちろん好みも大切ですが、色彩心理を上手く取り入れた部屋づくりにぜひチャレンジしてみてください。

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