それではカラー別に色彩心理を取り入れたインテリア例をみていきましょう。
赤色
暖かい炎を思わせる明るい色です。
赤色、朱色、ワインレッド、ピンクなど… 赤には情熱的、興奮、危険のイメージがあり、興奮作用があります。
食欲を増進させ、会話が弾む色なので、リビングやダイニングに向きます。
温度を感じる色でもあるので、寒々しい北向きの部屋には最適です。
ワインレッドはヨーロッパの伝統的な色なので、クラッシックなイメージです。
ピンクは若返りの色と呼ばれ、女性ホルモンの分泌を助け、攻撃性を抑える働きがあります。
その反面、はっきりした赤には強い興奮作用があるので、疲れやすくなったり、落ち着かなくなったりします。ですから集中したい勉強部屋や読書をするような部屋には不向きでしょう。
橙色
健康的で軽快な色です。
橙、オレンジ、ベージュ、茶色など… 橙色は、赤色と黄色の間になり、安心感や活発、健康のイメージです。
元気な気分にしてくれる色なので、赤より強く食欲を増進させる効果があります。そういった理由から、ダイニングやキッチンに向いているでしょう。
温度に関しても赤に近く、温かみのある色のため、日の差し込みにくい部屋でも明るいイメージにしてくれます。
橙色をダークにしていくと茶色になり、淡くしていくとベージュになるので、安心感や健康といったインテリアに一番使われやすいイメージになります。
はっきりした橙色は興奮作用があるため、寝室には向きません。
オレンジ色などは、黄色と組み合わせて軽快な感じを出したり、グレーと組み合わせて落ち着きを出したりすると効果的でしょう。
ベージュや茶色は、インテリアのベースカラーになりますが、揃えすぎると、おもしろみのないインテリアになってしまうので要注意です。
黄色
太陽の光を思わせる明るい軽快な色です。
黄色、山吹色、ゴールドなど… 黄色は軽快、希望、陽気のイメージです。
よく目に付く拡張色なので、道路標識にも使われます。
明るい気分になれたり、キッチンやサニタリーなどの水回りに向く色です。
ゴールドはゴージャス感もありますし、応接間などにもオススメです。
はっきりした黄色は、時間の流れを早く感じさせる効果や、活動的なイメージから議論を活発にしすぎる効果があるので、リビングや応接間など落ち着きたかったり、社交の場には不向きでしょう。
終わりに
今回は赤色、橙色、黄色の三色の色彩心理をご紹介しました。
部屋の用途や目的に合った色を選ぶ事は、心地よく暮らせることにもつながります。
なぜか落ち着かない部屋などは、色彩心理の影響が考えられます、この機会にぜひチェックしてみてください。
次回は、他の色の特徴も見ていきたいと思います。
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