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家の階段にはどんな種類がある?1/1

階段は、普段あまり気にしない場所なのかもしれませんが、内装デザインの中でも重要になるポイントです。 どのような種類があるでしょうか? よく使われる階段のタイプについてメリット、デメリットなどを見ていきましょう。

画像はイメージです

木製階段(ストリップ階段)

木製階段の場合、下がトイレや収納になっている箱型階段と、下がオープンになっているストリップ階段の二種類が代表的な階段の形になります。
木製のストリップ階段の特徴は、箱型階段に比べて、見た目が軽くなる というのが一番のメリットです。

下部が空いているので、部屋が広く見えリビング階段には向いています。
階段越しに窓を配置することもできるので、日当たりの悪い場所に配置されがちな階段を、南側にもってくるということも可能です。
少し工夫すれば間取りの幅も広げることができます。
また、階段の下に、こだわりの家具や観葉植物を置き、部屋の雰囲気をグッと変えるのも良いでしょう。

しかし、デメリットとしては、見た目のキレイな化粧材を使わなければいけないため、箱型階段に比べて割高になってしまいます。そして構造材が木製なので、階段の強度を保つために、ある程度の太さや大きさが必要になってきます。
木製の階段は、鉄骨階段ほど細くつくることはできません。そのため、木の好きな方や、そこまで細かなデザインにこだわらない方は問題ありませんが、スタイリッシュな軽いデザインの階段にしたい場合は、手すりを木と相性の良いスチールに変えて、見た目の軽さを出すのも一つの方法です。

木製階段(箱型階段)

住宅で一番よく使われているのが、木製の箱型階段です。
木製の箱型階段は二種類あり、 直線的に登る直階段と、真ん中に折り返しがあるU字階段です。 箱型階段は、どちらかというとデザインを重視した階段というよりも、間取りに合わせた実用的な階段といえます。階段の下を物置などに使用することができるのもメリットです。 箱型というように、大部分が壁の中に隠れるので造りやすく、価格も抑えられます。収納面でも有効に使えます。
しかし階段に個性を出すのが難しいので、家に個性を求める方には、物足りなさを感じるでしょう。

また、壁に囲まれた造りになることが多いので、家が狭くみえたり、暗くなったりすることもあるでしょう。
U字階段は、二階に大きな家具や家電を運ぶ場合、踊り場の部分で回転することができず、二階に運べないこともあるため注意が必要です。

箱型階段をストリップ階段にできる?

木製階段の見た目を軽くしたいとき、直階段の場合は、下部がオープンのストリップ階段にすればいいのですが、U字階段の場合は注意が必要になります。
その場合、できれば木製ではなく、価格は高くなりますが、鉄骨階段での造りをオススメします。

木製のU字階段でもストリップ階段に、することができますが、造りが複雑になるため、スッキリした見た目になりにくいのと、踊り場などの回転部分は柱を欠いて造ることになるので、見た目と強度の点でオススメとはいえないのです。

鉄骨階段

雑誌などに載っているオシャレな家ではよく見かける鉄骨階段、それだけで空間のオシャレ度が高くなります。
構造材にスチールを使うので形も、自由に造れます。 薄くても強度が保てるため、軽やかさと形の自由という魅力があります。

しかし、鉄骨階段は高価になります。
鉄骨階段にする場合、全面スチールだと階段を上り下りする際、足が冷たく、滑りやすくなるので、踏み台の部分は木製にするのがオススメです。

らせん階段

踏み台が、らせん状に並んでいるらせん階段はシルエットのキレイさが魅力でしょう。
らせん階段はモダンな住宅向けのイメージですが、和風の住宅に使っても馴染みます。場所をあまりとらないので、コンパクトな家を造るときに重宝します。 特殊な形であることと、スチールを使うため価格は高めになります。

終わりに…

階段は、家の一階と二階をつなげるためだけのものでなく、デザインや造り次第で、家の印象がかなり変わってきます。
階段下のスペースを収納にするなど、家に合った階段を選び、見た目にも機能面でも、満足できる階段を造ってください。

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