リフォームとリノベーション意味はどう違う?
似ている2つの言葉ですが、その意味は国や行政機関により明確に決められているわけではありません。 主にメディアやリフォーム業者などを通して広がった建築用語といえるでしょう。
①リフォームの解釈
メンテナンス、補修、修繕などを行い、劣化部分や不具合のある箇所を原状回復させる。
②リノベーションの解釈
住宅機能の改善。設備、間取り、デザインなどを含めた住宅全体に及ぶ改修。
解釈にはそれぞれ微妙な違いがあると思いますが、簡単にいうとリフォームは元に戻す、リノベーションは作り変えるといったニュアンスで使用されることが一般的です。
リノベーションのメリット
リフォームとリノベーションの違いがわかったところで、リノベーションのメリットをいくつかあげていきましょう。
①コストと効果
新築物件と比べると、中古物件をリノベーションする方が30~40%も費用が安くなるケースがあります。
新築にこだわらず、理想の間取りや性能を重視する場合は、中古物件をリノベーションすることをオススメします。
②物件の選択肢が多くなる
新築を探す場合、価格や立地など理想の条件が整った物件は限られてきます。
中古物件をリノベーションする場合は、間取りなどの変更も可能なため、選択肢は広がります。
③自分好みの家にできる
新築の場合はある程度のセオリーに基づいた間取りや、デザインに偏ります。
リノベーションをする場合は、外観から内装、間取りまで自分の思い通りの住宅を作りあげることが可能です。
自分だけのオリジナリティ溢れる家は機能面で使いやすいだけでなく、満足度も高い住宅になるでしょう。
リノベーションのデメリット
①築年数の問題
中古物件をリノベーションする場合、築年数の経った住宅は耐震性などに問題がないかをしっかり調査する必要があります。
②住むまでに時間がかかる
物件を購入した後に工事を開始するため、大掛かりなリノベーションの場合は住むまでに3~4ヶ月と時間がかかります。
③家の強度
壁を取り払うなどのリノベーションは、その住宅の基礎や柱などの強度がないと危険です。その造りによっては理想の間取りにできないこともあるため、前もってのチェックが必要です。
まとめ
リノベーションとリフォームの違い、そしてリノベーションのメリット、デメリットについてまとめました。
もちろん費用に関してはリフォームの方が安くなるため、まずはリフォームの計画を立て、どうしても大きな改修が必要になればリノベーションを検討する流れが妥当といえます。
しかしながら、リノベーションによる自分だけの住宅は、費用以上に魅力的といえるでしょう。
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