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増築リフォーム知っておきたいポイント1/1

趣味の部屋が欲しい、息子家族と一緒に住むことになった…などの理由から既存の家に増築リフォームを考える人が増えてきています。 一般的に家の面積を増やすということを示す増築リフォームですが、工事をする上で、さまざまな決まりがあることは知っていましたか? 自分の敷地内だからといって、自由に増築が出来るとは限らないのです。 今回は、そんな増築についてのポイントを見ていきましょう。

画像はイメージです

増築って何?

増築とは、簡単に言うと床面積を増やすことです。リフォームを行うことで家の面積が増えることを指します。
例えば、平屋だった家に二階部分を付け加える場合、子供部屋を新たに増やす場合などを一般的に「増築リフォーム」といいます。
また、今ある家の壁や床を一度取って骨組みや構造から作り直すような大規模なものも増築リフォームに当てはまります。

増築リフォーム注意点、土地に対しての決まり事

一般的な土地について、増築リフォームをする前に知っておかなければいけない情報があります。
用途地域、建ぺい率、容積率、道路幅員制度、高さ制限や道路斜線制限などです。
各市町村によって決められていることがほとんどです。この決まりを守らなければ、法律に引っかかってしまい、工事が白紙に…なんてことにもなりかねません。住んでいる市町村の土地に対して定められている法律を確認しておくことが必要です。

二階の増築リフォームには構造計算が必要!

構造計算とは? 簡単に言えば、あなたの家が、さまざまな衝撃に耐えられる造りかどうかを計算によって判断するものです。 最近の建物には、地震や火災などで家が簡単に壊れてしまわないように、一定の基準のもと対策が施されています。
築年数が古い家の場合は、きちんと構造計算がされておらず、基準に満たないこともあります。
このことを知らずに増築リフォームするのは、かなり危険です。
一階部分が二階の重さに耐えられなくなり、歪みや損傷が発生する可能性があります。二階を増築する場合は、必ず専門家による構造計算を行ってから工事することをオススメします。

家の造りによっては増築できないこともある

今、住んでいる家がパネル工法で作られた場合、耐力壁という大事な壁があります。室内を広くするために壁を取りたいという希望があったとしても、住宅の強度に問題が生じるため、壁を取り除くことができないケースがあります。
ブロック造りの住宅も、ブロック壁の中に配筋がされているかどうかでリフォームのやり方が変わる場合があるので、増築リフォームをする前に建築した業者に確認する必要があります。

終わりに

増築リフォームをする際には、市町村などによって法律が異なることもあり、地域ごとの決まりを確認する必要があります。
また、ベースとなる既存の建物の築年数や強度によって、増築リフォームの工事方法も変わってきます。
まずは構造計算などをしっかりと行い、住宅の現状を把握し安全性を確保した上で、増築計画を立てていきましょう。

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