塗装条件の基本
最近の塗料には「冬用」「夏用」など季節に合わせて使う塗料が分類されているものが多く、一概に冬は塗装ができないというわけではありません。
最も基本的なポイントは…
①気温5度以上
気温が5度を下回ることで、塗料の稀釈材などの溶剤が揮発しにくくなり、塗料の乾きが悪くなります。
②湿度80パーセント未満
高湿度の場合もやはり、塗料の乾きが悪くなります。
また塗料の種類、色によっては大気中の水分の影響から白濁するなど、仕上がりが悪くなるケースがあります。
この二つのポイントを、外壁塗装を行うことができる最低条件として考えると良いでしょう。
塗装作業ができない条件
上記の2つのポイントを満たしている場合でも、塗装には極めて不向きな条件があります。
それは「悪天候」です。
太陽の光がほとんどなく、小雨が降っているような状況では、湿度が80パーセント未満でも塗装を行うべきではないでしょう。 雨はもちろんのことですが、日照時間が短い場合、乾燥までの時間がかかり、異物が付着しやすいなど、仕上がりに影響が出ます。
また、極端な強風時なども塗装は控えるべきでしょう。
塗装のベスト条件とは?
では、どのような条件が外壁塗装に最適なのでしょうか。
①気温20度
②湿度60パーセント
この二つの条件が、塗料の乾きなどの面から最も仕上がりが良くなるといわれています。つまり… ・春の暖かくなり始めた季節から、梅雨に入る前の4~5月 ・残暑が終わり、少し涼しくなった秋の10~11月 やはり、春と秋が気温、湿度の条件から、塗装日和といえる日が多いことになります。
まとめ
外壁塗装に適した条件を考えていくと、やはり定説通り、春と秋が向いているといえます。
しかし、冬場でも上記した条件が整えば仕上がりの良い塗装は可能です。
結論としては、季節で判断するのではなく、日々変化する気温や湿度など、気候条件に臨機応変に対応し塗料を選ぶこと。また、職人の経験と知識により大きな差が出てくるといえます。
格安業者などによる手抜き塗装など、トラブルも多い外壁塗装なだけに、きっちりとした、業者選びが重要なポイントです。
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