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川沿いの土地、家~デメリットの把握がポイントになる!1/1

もし条件にピッタリの物件が、川沿いの場合どうしますか? 日当たりも良好で、自然も多い環境は悪くないようにも思います。 しかし、大雨などによる災害が起こりやすいことなど、不安要素も考慮しなければなりません。 今回は川沿いの住宅についてメリット、デメリットを考えてみたいと思います。

画像はイメージです

川沿いの土地のメリット

川沿いの土地のメリットとして、まず何よりも視界の抜けができるため、景色がよくなります。
そして、基本的に川には建物がないため、日当たりが良く、風通しの良い立地が多いといえるでしょう。
自然が多い環境を求める方に嬉しい環境といえるでしょう。

川沿いの土地のデメリット

川沿いの住宅を選ぶにあたっては、メリットよりも、デメリットをしっかり理解することが重要です。

①大雨時の災害
最近では、異常気象ともいえる記録的な雨量を観測することが多くなりました。
過去に氾濫したことがない河川でも、安心はできません。
家屋が流されるほどの災害も各地で起こっているため、土地の高さなどをしっかり考慮する必要があります。

②虫などの発生
河川には昆虫や野鳥、様々な生き物が生息しています。夏場などは特に蚊などの虫が大量発生することも多く、夜には住宅の明かりに虫が集まります。
また、地域によっては野犬などが出没するなど、自然が豊かな地域だからこその心構えが必要になります。

③地盤の質
川沿いの地盤は水分を多く含むため、地盤が軟弱な場合があります。
地盤沈下による家の傾きは沈下修正などの、大規模な工事が必要になるため、 前もって入念な地盤調査をおこない、地盤の強度を確認しなければなりません。

川沿いの住宅選びのポイント

上記のように、デメリットを踏まえた上で、川沿いの住宅地を選ぶポイントを2つピックアップします。

①川底より高い土地を選ぶ
川底よりも高いかどうかは、大切なポイントになります。
川底より低い土地は、堤防から水が溢れた場合、水が引きにくいため長時間浸水が続き、大きな被害が予測されます。
そのため、土地を選ぶ際には川底の高さをしっかりと把握する必要があります。

②ハザードマップの確認
各自治体から発表されている、ハザードマップを見て、どこのエリアでどのような災害が予想されているかを確認しましょう。また避難経路や避難場所などを把握することで、より安全な場所を選ぶことができるでしょう。

終わりに

川沿いの家は、その自然豊かな環境が魅力です。しかしその反面、自然災害も身近になるといえるでしょう。
土地の高さや地盤の質、川底と住宅の位置関係など、注意する点もたくさんあります。良い季節の雰囲気だけで決断せず、真夏や真冬など厳しい季節をイメージし、判断することをオススメします。

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