敷地境界線の外壁は要注意
住宅の最外部といえる、敷地の境界線には家を囲むように、外壁やフェンスなどを設置することが多いと思います。
空き巣にとっては第一関門ともいえる重要なポイントです。
簡単に乗り越えられない高さや、重厚な作りを求めてしまいがちですが、壁内の様子が一切見えない造りは、侵入さえしてしまえば、人目に付かないため、ゆっくりと玄関ドアや窓を破る時間を与えてしまいます。
理想的な境界線の外壁のポイントは?
乗り越えられない高さを確保しながらも、隠れ場所にならない見通しの良さを両立させることです。
最近では、フェンスなどもシンプルで見た目の良いものがたくさんあります。解放感と防犯のバランスが取れるものを選ぶことをオススメします。
ガレージスペースの防犯対策
ガレージスペースには解放感を求め、オープンにされている住宅もたくさんあります。しかし、車が出入りできる大きな開口部をそのままにしておくのは、防犯対策としては不安が残ります。
空き巣だけでなく、車を守るためにもシャッターの設置をオススメします。
ここでも、目の荒い見通しの良い造りのものを選ぶことで、解放感と防犯の両立が可能になるでしょう。
インターホンはどう選ぶ?
空き巣犯の多くは、住人の生活パターンを知るために、犯行前に数回インターホンを鳴らし反応を確認します。
音声のみのインターホンではなく、最近では録画機能を搭載したものも多く、最新のドアホンが設置されているだけでも、空き巣のターゲットになりにくくなるでしょう。
そして、一番のポイントは広角レンズが搭載されているモデルを選ぶことです。
従来型のレンズとは違い、180度近い角度まで映し出すことができるため、死角を無くすことが可能です。
設置場所によっては、インターホンを鳴らし立ち去る姿まで、映し出せるでしょう。
効果的な照明の設置
玄関先などに、センサーライトを設置している住宅は増えてきています。
もちろん効果はありますが、玄関先以外のセンサーライトはさらに重要です。
家の横側面に人が通れるスペースがある場合は、その横側面の窓や勝手口付近にセンサーライトを設置しましょう。
住宅正面とは違い、人目に付かない場所にこそ、優先した防犯対策が必要になります。
登れる足場を作らない
二階の窓やベランダからの侵入は非常に多いケースです。
室外機やロッカータイプの収納は、二階に登るための足場にされてしまう危険があるため、窓やベランダの下には設置しないようにしましょう。
また、二階に登りやすいポイントを発見した場合は、金属製の障害を取り付けるなどし、防犯性を高めると良いでしょう。
まとめ
今回は住宅の外周りを中心に、防犯対策をご紹介しました。
正面部分を過度に堅めるのではなく、横側面など、人目に付かない場所にこそ気を配る必要があります。
まずは家の前に立ち、もし自分が空き巣ならどこから入るか?とイメージしてみてください。意外な隙が見つかるかもしれません。
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