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キッチンの勝手口は必要?1/1

最近では、キッチンの勝手口は、戸建住宅でもつけていない家が増えてきました。新築、また大規模なリフォームをする際に、勝手口がある方が良いのか?いらないのか?悩む方も多いでしょう。 キッチンの勝手口のメリット、デメリットを考えてみましょう。

画像はイメージです

キッチン勝手口の役割

勝手口は本来、玄関とは別に設置される台所から外につながる出入口のことです。
玄関を、清潔に保ちたいという家庭では、勝手口を使用することが多く、ゴミ出しや洗濯物を干す際にも使用されます。
また、ご近所の方の通用口として使われたり、最近では非常口としても使えるという点で注目されています。
人の出入りのためだけではなく、キッチン周りの採光や通風、換気などの役割を果たします。

キッチン勝手口のメリット

①生ゴミをすぐ外に出せる
勝手口の最大の利点として、キッチンに溜まった生ゴミを、すぐ外に出せるということでしょう。勝手口の近くにゴミ箱を置く家庭も多く、キッチンから玄関までの通路に生ゴミの汚れが落ちることもなく、臭いも防げるでしょう。

②家庭菜園と好相性
家庭菜園を行なっている場合、勝手口があれば土が付いている野菜をキッチンにすぐ運べ、効率的です。

③自然光が入る
日中の太陽の光を取り入れることができます。

④換気しやすい
キッチンは臭いが溜まりやすいので、換気対策は大切です。
勝手口があれば、短時間で空気の入れ替えができます。その際、網戸を付け虫が入ってこないように気をつけてください。

キッチン勝手口のデメリット

①防犯面が心配
ドアや、大きな窓が多い家は、進入経路が、たくさんあるということになります。
外照明や、センサー付きの照明を設置することをオススメします。

②光熱費がかかりやすい
開口部が多いと、室内の断熱性や機密性が低下してしまうため、冬の寒さや夏の暑さ対策が必要になります。特に冬場は暖房を使いすぎることも考えられます。

③不要になったときにはデットスペースになる
勝手口があるために、食器棚や収納を増やしたいけど、スペースがない…という方が多いです。使わなくなった勝手口をなくし、壁にリフォームするケースもあります。

④積雪地域には向かない
積雪地域では、雪が積もって勝手口が開けられなくなることがあります。雪が多い地域に勝手口は不向きといえます。

キッチン勝手口の必要性は間取りで決まる

勝手口は、家の間取りによって利便性が高いかどうかが決まるでしょう。
例えば、玄関からキッチンが遠い場合は必要になるでしょう。
しかしキッチンが北側にあり、ドアを開けたら寒くなる…などの場合は、勝手口はなくても大丈夫でしょう。

採光、通風には小さいすべり出し窓でもよい

キッチンの採光や通風性を良くしたい場合は、勝手口ではなく、すべり出し窓を取り付けるだけでも効果はあります。
人が通れないサイズの窓であれば、防犯面でも安心でしょう。

勝手口には土間が必要

勝手口をつける場合は、土間が必要です。土間がない設計にした場合、靴を外で脱着しなければいけませんので、かえって不便になってしまいます。

最後に…

こうしてまとめてみると、デメリットが目立つ結果になりました。
しかし、キッチンの勝手口は家の間取りや、家族の使い方でその必要性は変わります。場合によってはとても便利な機能になるでしょう。
通気性などのメリットと、防犯面などのデメリットを考慮して検討してみてください。

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